「飴食い競争」って楽しいけど、危ないかも…
運動会やイベントでよく見かける「飴食い競争」。
粉の中に顔をつっこんで飴を探す、あの姿は笑えるし盛り上がりますよね!
でも実は、「ケガをした」「飴をのどに詰まらせた」なんて話も実際に起こっています。
楽しい時間が不慮の事故で台無しになることを防ぎ、安全に楽しくをモットーに他の遊びを考えても良いのかなと思ったのです。
そこで今回は、飴食い競争の注意点と、安全に楽しめる代わりの遊びを紹介します!
飴食い競争、こんなところがちょっと心配…
1. 飴を飲みこんじゃったら大変!
口で飴をくわえるとき、勢いで飲みこんじゃうことがあります。飴のサイズによると成人であっても、窒息リスクがあります!特に小さい子どもやお年寄りは窒息リスクも高いです。
万が一、飴を飲み込んでしまった場合、本人はパニックになることもあります。一旦、落ち着くように声掛けて、呼吸がちゃんとできているか呼吸苦は無いかを確認することが最優先となります。
呼吸がちゃんとできていても、のどに飴が引っかかっていたら、恐怖心に駆られるのも無理はないと思います。パニックにならないように声掛けながら、暖かいものをゆっくり飲んで飴を溶かすなど対応が大切です。
2. 粉アレルギーが心配
飴を隠している粉(たいていは小麦粉)で、くしゃみが出たり肌がかぶれたりする人も。
アレルギーがある人には、アナフィラキシーショックなど命に関わることもあります。
また、小麦粉を吸い込んでしまい、呼吸器に入ってしまい、呼吸困難やぜんそくのようになることもあり得ます。とりわけ、小麦にはグルテンというたんぱく質が含まれていて、グルテンは、アレルギーを悪化させることがわかっています。グルテンによって気管支喘息やアトピー性皮膚炎が悪化したり、鼻炎(花粉症など)が悪化することもあるそうです。
3. 滑って転ぶことも
床に粉が落ちると、足元がすべりやすくなります。
勢いあまって転んでしまうことも。もし滑って転んだ時に打ちどころが悪ければ、もちろんですが命に関わってくる大事故につながります。
4. 衛生面もちょっと気になる…
みんなで同じ粉に顔を突っ込むので、ちょっと不衛生に感じることも。
風邪やウイルスの流行時はもちろんですが、できる限り避けたいものです。
安全でおもしろい!飴食い競争の代わりになるアイデア
「じゃあ、なにをやればいいの?」と思った方へ。
顔が白くなるあの“笑える雰囲気”はそのままに、安心して楽しめる代わりの遊びをまとめました!
🍭1. お菓子つりゲーム(口でキャッチ!)
紐にお菓子をぶら下げて、手を使わずに口でキャッチ!
→ 個包装にすれば衛生的。子どもも大喜び!
🥄2. 目隠しスプーンリレー
目隠しした状態で、スプーンにのせた小物を運ぶチーム対抗ゲーム。
→ バランス感覚×笑いで盛り上がること間違いなし!
ただし、目隠ししている状態であるので、他の競技者や障害物にぶつからないように、また転倒しないように配慮する必要があります。
特に、高齢者は平衡感覚が崩れやすいので、転倒に気を付けることが大切です。
🎨3. フェイスペイントスタンプゲーム
顔に白いフェイスペイントをつけて、ボードにスタンプ!
→ 顔が白くなる=見た目の面白さはそのまま!写真映えもバッチリ!
どの遊びもルールを守り、安全を確保し、くれぐれも嫌がっているところを強制しないようにすることが大切です。
それでこそ、楽しく盛り上がり、良い思い出づくりとなるのです。
まとめ:安全で楽しいイベントにしよう!
飴食い競争はたしかに盛り上がるけど、ケガや事故のリスクを考えると心配。
でも大丈夫!少し工夫すれば、もっと安全で、もっと楽しい代わりの遊びがたくさんあります。
大切なのは、みんなが笑顔で、安心して安全に楽しめること。
今年のイベントは、安全で新しい“笑えるレース”にチャレンジしてみませんか?