梅雨に入ってから、なんだか毎日眠い。
たっぷり寝たはずなのに朝からだるい、眠い…。
そんな症状、あなたも感じていませんか?
それ、実は「梅雨バテ」とも呼ばれる、季節特有の体調不良かもしれません。気圧や湿度の変化が引き起こす自律神経の乱れにより、眠気や疲労が慢性化するのです。
この記事では、梅雨特有の不調のメカニズムと、それを改善するための5つの生活習慣をご紹介します。
なぜ梅雨はこんなに眠い?疲れる?
原因1:低気圧による自律神経の乱れ
梅雨時は気圧が不安定で、身体は常に「変化」に対応しようと緊張状態に。結果として自律神経が乱れ、眠気や倦怠感を引き起こします。
原因2:日照不足でホルモンバランスが崩れる
曇りや雨が続くと、脳内のセロトニン(覚醒ホルモン)とメラトニン(睡眠ホルモン)の分泌リズムが狂い、睡眠の質が低下。昼間も眠くなります。
原因3:湿度による睡眠環境の悪化
寝苦しさや寝具のムレにより、深い眠り(ノンレム睡眠)が阻害され、疲労が残りやすくなります。
疲労回復&眠気撃退の5つの習慣
1. 起きたら“光を浴びる”朝ルーティン
朝一番にカーテンを開けて日光を取り入れましょう。曇りでも明るい自然光が体内時計をリセットし、眠気をリフレッシュしてくれます。白湯や軽いストレッチも◎。
2. 寝室の“湿度と寝具”を見直す
快適な湿度は50〜60%。除湿器やサーキュレーターで寝室環境を整えましょう。パジャマやシーツは通気性の良い綿素材を選ぶと、ムレを防いで睡眠の質がアップします。
3. 食事で“疲れない体”をつくる
代謝を高める栄養素を積極的に。特に注目したいのは:
- ビタミンB群(豚肉・納豆・卵)
- 鉄分(レバー・ほうれん草)
- セロトニンの元となるトリプトファン(豆腐)
温かい味噌汁や生姜入りスープで体を内側から温めるのもおすすめ。
反対に避けたいものは、「植物油」「小麦」「乳製品」「甘いもの」です。これらは、体内環境やホルモンバランスを崩し、体調を崩す原因となってしまいます。これらを摂ることで、余計に疲労感が増したり、抑うつ状態にと繋がってきてしまいます。
4. 日中の“15分仮眠”で脳をリセット
午後の眠気には、15〜20分の仮眠(パワーナップ)が効果的。ただし30分以上は眠気が逆に悪化するので注意。タイマーをかけて短時間でスッキリしましょう。
5. 夜の“自律神経リセット”習慣
就寝90分前のぬるめの入浴(38〜40℃)が理想的です。入浴には、温熱作用、水圧作用、浮力作用があり、これらによってリラックス効果や血行促進、疲労回復などの効果が得られます。シャワーのみで済ませてしまうと、入浴で得られる効果はなく、疲労回復にはつながらないのでおススメできません。
また、スマホの使用は控えめにし、照明は間接照明に切り替えましょう。「副交感神経」を優位にすることが、良質な眠りと回復に直結します。
梅雨こそ「整える習慣」で心と体を守ろう
梅雨の眠気や疲労は、我慢せず「整える習慣」で乗り越えられます。大事なのは、気象に合わせて自分のコンディションも調整することです。
小さな変化が、やがて大きな快適さに。
あなたも、今日からできることから始めてみませんか?