最近、各地でお米の価格高騰が続いています。
お米は日本人にとって主食となり、毎日の食生活において無くてはならない存在です。”米不足””米の価格値上がり”となれば、大きな不安とストレスが伴うものです。
それだけではなく、食生活が大きく変わり、小麦を摂る生活や欠食したりおかずのみの食事になってしまう可能性も考えられます。米不足や米価格高騰は、日本人らしい食生活の乱れなど健康面において、大きな問題であるといえます。
米不足になっている原因の中に、高齢化や後継者不足が挙げられています。高齢化や後継者不足により、多くの田んぼが耕作放棄地となっており、「農業の復活」は地域課題でもあります。
米不足になっている今、私たちにできることは何か。
まずは、稲作に関心を持っていくことが重要です。そこで、初心者でもできるお米作りについてまとめていきます。
米の自給自足は可能なのか?
日本人が年間に食べるお米は平均して一人約60kg。これを自給するには約30坪(100㎡)の田んぼが必要です。市民農園や空き地を利用すれば、個人でも米作りに挑戦することが可能です。プランターやバケツでも「バケツ稲」としてベランダ栽培も可能なので、都市部に住んでいても小規模ながら自給を始められます。
たとえば、脱サラして地方移住し、家族の食料を半自給自足でまかなっている事例もあり、現実的なライフスタイルの選択肢になっています。
「農業復活」は個人でもできる?
かつて放棄されていた田んぼを再生し、米作りを始めた知人の事例では、地域の農家に相談したり、農業委員会に相談することで農地を借りることができました。農機具はレンタルや地域の共同利用でコストを抑えつつ、試行錯誤しながら収穫にたどり着いたとのことです。
地域とのつながり、学ぶ姿勢、そして「まずやってみる」行動力が、個人の手による“農業復活”の鍵となります。
初心者でもできる!米づくりステップガイド
ステップ1:田んぼや土地を探す
- 農地バンクや市町村の移住相談窓口を活用。
- 市民農園なら申し込みやすく、体験から始められる。
ステップ2:土と水の準備
- 田んぼには水路やポンプなどの水源確保が必要。
- プランター稲の場合はバケツや大型容器を使用。
ステップ3:育てる(年間スケジュール)
- 春:種もみ準備・苗作り
- 初夏:田植え
- 夏:中干し・除草
- 秋:収穫・脱穀・乾燥
ステップ4:収穫後の処理
- 足踏み脱穀機や手動精米器などを使って食べられる状態に。
- 乾燥保存も重要(虫害防止)
農業復活を支える制度と仲間
個人の挑戦を支える制度も充実しています。
- 農業体験制度:地域農家とともに学べる仕組み
- 移住+就農支援:新規就農者支援金、住居提供など(例:新規就農者育成総合対策)
- コミュニティ参加:オンライン・オフラインでの情報共有や援農ボランティアなど
地域に根ざし、情報や労力をシェアすることで、継続可能な米作りと農業文化の継承が可能になります。
一方で、稲作を続けられている人々にも、支援が必要となるのではないかと感じます。就農支援だけでは、後継者が育たないどころか田んぼ離れしていく可能性が考えられます。それは、農機具は高額となるためです。買うのも修理するのも何万~何十万とすることもあります。長く続けていればいるほどメンテナンスや修理も必要となってきます。
米不足を解消する一つに、農業を促進すること、自給自足をすることがあげられます。その為には、農業をしている人々にもっと幅広く支援をしていく必要があるのではないか。
まとめ:米の自給が未来を変える
お米を自分で作るという選択肢は、経済的な節約だけでなく、家族の健康、地域とのつながり、日本の農業文化の継承にもつながります。大規模な農業でなくても、1人ひとりの小さな挑戦が“農業復活”の一歩に。今こそ、自給という手段で、食と暮らしの主導権を取り戻しましょう。いちばんの問題は、政府が日本の農家を適切に支援していないことです。欧州では農家は手厚く保護され公務員並みの扱いを受けています。日本も国内向けにお米をつくる農家には、毎月10万円の報奨金を支給するなどの手厚い支援をするべきなのです。今は反対に輸出米をつくる農家を支援するというバカなことを政府はしています。すべては現在の政府や緊縮財政を強要する財務省によって起きた問題です。日本のコメ農家をつぶしているのは、財務省とその配下の政治屋たちであるといえるでしょう。この流れを変えるには、選挙に足を運ばない五千万人の有権者が、今こそ選挙で投票し、食料自給率を100パーセントにするという政治家を支援することしかないといえます。消費税を廃止して農家を守ることも大事です。政治に無関心でいるうちに日本が日本でなくなってしまう危険が迫っています。国民の目覚めが必要です。