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計算が苦手でも青色申告も怖くない!数字アレルギーの介護職が簿記を始めた理由と人生の変化

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数字と無縁だった私が、なぜ「簿記」を学んだのか

かつての私にとって、「お金」に関する仕事や資格、職業は、最も縁遠い世界でした。簡単な計算さえすぐに答えが出てこないほど数字が苦手で、まさしく数字アレルギー。自分の人生において、会計や経理といった分野に足を踏み入れることなど、想像すらしていませんでした。

現在、私は介護の仕事に従事していますが、個人の事業主として、あるいは自立した働き手として、青色申告をはじめとする経済面の管理を自分自身で行う必要性を痛感しました。これが、長年避けてきた簿記の学習を始めることになった、最大の理由です。

「数字が苦手な私にできるのだろうか?」――不安は尽きませんでしたが、この学習を始めたことが、私の経済的な不安を解消し、人生に対する見方まで変える大きなきっかけとなりました。この経験を、かつての私と同じように**「お金のことがよくわからない」「将来が漠然と不安だ」**と感じているすべての方へお伝えします。


簿記学習前の「経済的な不安」と漠然とした「負債」

簿記を始める前の私の経済状況は、「ごちゃごちゃ」の一言に尽きました。お金の出入りはあるものの、全体像が見えず、将来の貯蓄や支払計画は常に漠然とした不安に包まれていました。

特に私には、看護学生時代の学費や生活費など、まとまった額の負債がありました。もちろん、毎月決まった額を返済していますが、それはあくまで「義務」として淡々とこなしているだけで、**「この返済で、いつまでに、どれくらい状況が改善するのか?」**という肝心な見通しが立っていませんでした。

お金の流れが不透明だと、人は不安になります。何か大きな出費があったらどうしよう、急な収入減に対応できるのだろうか、という恐怖心が常に心の片隅にありました。当時の私は、この不安から目を背け、家計簿をつけることすら億劫になっていました。


簿記が教えてくれた「お金の会話」のルール

数字アレルギーの私が、簿記の学習に入って最初につまずいたのは、やはり「計算」ではなく、聞き慣れない「勘定科目」と「借方・貸方」のルールでした。しかし、このルールを理解していくうちに、簿記の本質は複雑な計算能力ではないと気づいたのです。

簿記とは、難しい数学ではなく、「会社や個人の経済活動を記録し、その状況を第三者や自分自身に伝えるための『会話のルール』」でした。

貸借対照表(B/S)と損益計算書(P/L)の視点

特に衝撃的だったのは、財務三表のうちの二つ、**貸借対照表(B/S)と損益計算書(P/L)**の考え方です。

  • B/Sは、今の自分(または事業)がどれだけの財産(資産)を持ち、どれだけの借金(負債)を負っているか、そして元手(純資産)はどれくらいかを一目で示してくれます。

  • P/Lは、一定期間にどれだけ稼ぎ(収益)があり、どれだけ使ったか(費用)を教えてくれます。

これらの知識を得て初めて、私は自分の経済状況を**客観的な「図」**として捉えることができるようになりました。仕訳という作業を通じて、一つ一つの取引が、この「図」のどこに影響を与えているのかが明確になったのです。


簿記学習で「不安」が「計画」に変わった瞬間

簿記の学習を通じてお金の動きがわかるようになったことで、私の人生は劇的に変わりました。最も大きな変化は、漠然とした不安が、具体的な「計画」と「安心感」に変わったことです。

1. 現時点の経済状況の正確な把握

まず、簿記の考え方を応用して、自分の資産、負債、月々の収支を整理しました。すると、かつてごちゃごちゃだった負債も、**「〇〇は資産であり、△△は負債である」**という明確なカテゴリに分類され、恐怖の対象ではなくなりました。

特に、看護学生時代の負債も、その額を把握し、返済計画を損益計算書の視点で見ることで、「今、いくら稼いで、そのうちいくらが返済に充てられ、残りがどれくらい手元に残るか」が明確になりました。

2. 細かな計画策定と前向きな意識

お金の動きが明確になると、次は**「どう動かすか」**に意識が向くようになりました。

  • 青色申告に必要な帳簿付けも、簿記の基本がわかっているため、ただの義務ではなく、自分の事業の状況をチェックする**「羅針盤」**に変わりました。

  • 毎月の支出を見直し、無駄な費用を削減したり、効率の良い貯蓄計画を立てたりと、具体的な行動に移せるようになりました。

これは、数字の計算力のおかげではありません。**お金が持つ「意味」**を簿記を通じて理解できたからです。そのおかげで、今の生活上で現時点での経済状況を見直し、負債があっても細かな計画が立てることができ、以前のようにごちゃごちゃで不安になるということが完全になくなりました。


簿記は人生を支える最強のツールである

数字に苦手意識があり、自分には無縁だと思っていた簿記の学習が、私に経済的な自立と心の安定をもたらしてくれました。

簿記は、経理や会計の仕事をするためだけのスキルではありません。自分の収入や支出、そして人生における経済の全体像を自分でコントロールするための、最強のツールです。

かつての私のように数字が苦手でも、**「仕訳」**というシンプルなルールから始めれば、必ずお金の流れを理解できるようになります。

漠然とした経済不安を解消し、自分の人生を計画的に、前向きに歩んでいきたいと願うなら、ぜひ簿記の扉を開いてみてください。その知識は、きっとあなたの人生を支える力になるはずです。

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