夫婦げんかをしないコツはなんでしょうか。たいていは、それを言われたら怒るとか、
それをされたら怒るとか、そのタイミングは怒るとか、
また、それをしてくれないと怒るとか、それを言ってくれないと怒るとか、
人それぞれの怒りポイントがあります。
夫婦が、お互いに、的確にそのポイントを把握していれば、無用な争いは避けることができます。
相手が怒るポイントをついてケンカになる
色んな人がいるもので、相手が怒るポイントとわかっていて、
わざわざ火に油を注ぐようなことを、怒らせる目的で、
怒らせるタイミングで言う人もいます。
人を怒らせることで、それを楽しいと感じる人がいるということなのかもしれません。
そうなると、性癖の問題に近い問題です。
人をいじめることに快楽を覚えるという性質があるからなのかもしれません。
相手の攻撃をかわすには怒りポイントを意識する
そんな人を相手にする場合は、相手の攻撃をいかに受けないかということです。
距離をとって、疎遠にできる場合はそれでいいのですが、
夫婦となると、一緒にいる時間が長くなります。
相手の反応パターンを研究して、怒りポイントには触れないようにし、
逆に、喜びポイントを積極的に活用していくことです。相手を喜ばせるなんて癪にさわる、
と思うかもしれませんが、そこはお互い様で、二人三脚の人生ですから、
我慢も必要ですし、工夫も必要です。
そういうときにも、ありがとうと言う言葉は有効です。
どんなときでも、どんな相手に対しても、積極的に言って良い言葉です。
ありがとうと言われて怒る人はないと思います。
怒りの根底に秘められた別の感情を理解する
また、怒りの根底には、別の感情が潜んでいるとアドラー心理学では言われていますが、
悲しみ、不安感、焦りなどを感じやすい人は怒ることが多いかもしれません。
自分が怒らないようにするには、根底にある感情を観察しておくこと、
怒りそうになったら、3回深呼吸することや、10カウントするなどの方法も言われていますね。
売り言葉に買い言葉で始まり、夫婦げんかが発生することも多々あるでしょう。
他人にはいい人になれるし、いい人と思われる行動ができるのに、
夫婦や、親子、兄弟など、家族となれば、けんかになってしまうのはどうしてでしょう。
一言でいえば、甘えがあるからです。
夫は自分の思い通りにしてくれるにちがいない、自分の要望に答えてくれるにちがいない、
妻は夫の思い通りに命令に従わなければ許せない、などなどの甘えです。
お互いに過度に甘えすぎることなく、相手を尊重し、
他人に相対するときのように少し距離をおいて過ごすのが、けんかなく、
長続きする夫婦のコツではないでしょうか。
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