死ぬまで安心な有料老人ホームの選び方

有料老人ホームの立地は、元気な高齢者には田舎よりは都会のほうがお勧めです。田舎の老人ホームはよほど工夫しているところでないと、退屈するかもしれません。有料老人ホームのスタッフの特徴を理解することも大切です。有料老人ホームのスタッフには、いろいろなタイプがいます。 入居を選択するときには、そこの有料老人ホームのスタッフのレベルや質や、職場のもっている独特の雰囲気を把握することも大切です。殺伐とした職場で働けば、どんな優秀な介護士でも 心が病んでしまいます。

スタッフルームに笑顔があふれる老人ホーム

反対に活気があり、和気藹々としたスタッフルームであれば、働く介護職員はみな活き活きとしますので、それが 有料老人ホームの入居者への対応にも反映されるのです。入居を考えるとき、体験入居をして数日滞在すれば、スタッフの雰囲気はわかります。 明るい対応をしているか、言葉遣いは丁寧か、といったところを観察しますが、スタッフルームにいる彼らの様子もさりげなく観察しましょう。といってもスタッフルームをのぞけることは少ないので、介護士が、そこから出てきたときの様子をみるとよいでしょう。
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有料老人ホームの雰囲気

殺伐とした雰囲気、あせり、気まずさ、暗い表情などが そこに漂っていないかをみていきましょう。介護職員、介護福祉士、施設長などのこのときの様子を見れば、ある程度の判断ができます。離職率が高い施設では、スタッフをこきつかい、過労させています。また、利益重視の言動をする施設長がいて、勤労意欲をそいでいます。こんな有料老人ホームでは、スタッフもまた心がすさんでいます。 それは、認知症の老人への対応や重度の介護を受ける入居者への 対応に、にじみ出てくるものです。働く理念をしっかりと持ち、使命感を持って、やりがいを感じて 活き活きと働く介護職員がいる有料老人ホームを選ぶようにしましょう。

有料老人ホームの夜間のケアのレベル

有料老人ホームにとって、夜間の入居者の介護は大きな問題です。 夜勤のスタッフをそうたくさん配置できないからです。夜勤は介護職員の大きな負担であり、各施設の正職員は その負担を背負っています。パートの介護職でも夜勤はしますが、正職員が組んでいるのが 普通です。なぜなら、夜間は、問題発生時の判断をある程度、自分達だけで行わねばならず、正職員の技量と経験がものをいうからです。いい加減な施設ほど、このことをおろそかにしており、パート職員同士で夜勤を組ませたりしています。夜間の突然の病気にどう対応するのか、そこにその有料老人ホームのレベルがあらわれているといえます。大手の施設は、隣接する形で診療所を抱えており、そこには入院用のベッドがあって入院患者もいるので、ここに夜勤の看護師と当直医が勤務している形になっています。

有料老人ホーム診療所

その場合には、深夜の急変に対して診療所の医師と看護師が対応してくれるので、非常に心強いということです。その理由から、隣接する診療所とりわけ有床診療所をかまえている有料老人ホームが人気があるというわけです。もし、隣接する診療所があってもそれが有床ではなく、入院患者もいなければ、当然、夜勤の看護師も当直医師も常駐していません。施設を選択する場合には、くれぐれも、隣接する診療所の有無と、その診療所が入院設備があって、実際に患者が入院しているのかを確認されることをオススメします。夜間の急病の場合、それが心筋梗塞や脳梗塞、脳出血である可能性もあります。そんなときには一瞬の判断の誤りが命を危険にさらします。施設選択の重要ポイントです。

有料老人ホームへの入居のリスク

有料老人ホームへの入居は、費用も高額であり、 一生に一度の買い物であり、施設の選択には、 慎重を要します。診療所が併設されている有料老人ホームが 最近の流行ですが、その理由は、やはり高齢者の 健康への不安にあります。深夜などの急な体調不良があったとき、 有料老人ホームに隣接している診療所に医師がいることは 大きな安心となります。診療所には入院施設があり、ベッド数は19床以下の 有床診療所の形式になっているところが多いです。このため、夜間でも夜勤の看護師と医師が勤務しています。 このことは夜間に急病になったときに、 診療所にすぐに受診できることを意味します。高齢者にとって不安なのは心筋梗塞や脳梗塞などの 急性の疾患です。 このような疾患は発症してからの急性期の治療が予後を 決定します。その意味でも診療所が隣接している有料老人ホームは 安心感を与えるのです。

認知症高齢者への虐待防止

有料老人ホームでの高齢者の虐待を防止することが 大切です。そのため、職員を教育することが大切です。 なぜ、虐待につながる不適切なケアがおこるのでしょうか。その根底には、主に、個別ケアより集団管理をしようとする 施設側の方針があります。大手の有料老人ホームであれば、個別ケアを大切にしている ところも多いですが、それでも、集団的管理に傾きがちな職場風土 が残っている施設もあるようです。介護職員の資質も重要です。どうしても認知症高齢者への侮りがあるスタッフもいます。 そういったスタッフをきちんと教育して、高齢者の人権や 魂の尊厳を重んじる思想を育てることも大切です。 もう一つ、高齢者介護の現場での人手不足も原因の一つです。 離職する職員も多いこの業界では、人材の育成と補充が 追いつかないという問題もあります。人手の問題や風土の問題は、業界全体の問題でもあります。 それはなかなか個人では解決できない部分です。

高齢者の生きがい

有料老人ホームに生きる高齢者にとって、生きがいを持って日々を送ることは、重要なことです。人生の最期の日々を生きがいをもって過ごせるかどうかは、人生の締めくくりとして、大きなテーマです。有料老人ホームに入居すると、多くの高齢者は、趣味をライフワークにするようです。中には健康マニアとなり、体を鍛えてアンチエイジングに励む人もいます。大手の施設には、アスレチックジムや、トレーニングルームを備えているところも多く、そこでの筋力トレーニングや、太極拳やヨガなどを練習できる老人ホームも増えています。そういった施設では、アンチエイジングのための体を鍛えることや、健康食品やサプリメントなどを飲んだりして、健康になることを生きがいにしている入居者もいます。歴史の研究や自叙伝などを執筆する人もいます。

有料老人ホームでの習い事

日本画や水彩画を学ぶ人もいます。謡曲や詩吟を学んだり、学問や芸術に打ち込んでいく入居者もいます。それぞれに、生きがいを見出して、人生の最終局面を有意義なものにしていくのです。最近の有料老人ホームには、カルチャーセンターのようにさまざまな習い事ができる施設が増えています。入居することで、生きがいを見出すことができるようになっています。

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