有料老人ホームで人生を締めくくりをする生き方

有料老人ホームに入る高齢者が増えています。老人ホームといってもいろいろな種類があります。高齢者の暮らしを快適にするために、どんな施設を選べばいいのか。高齢者はどうすれば安心して暮らせるのか、有料老人ホームの選択のヒントを知ることが失敗を防ぎます。

有料老人ホームに入居する人

老後の暮らしを子供や近所などの面倒にならずに施設のスタッフの援助により円滑にしようという考え方です。日本の社会の構造がしだいに変化して、昔からあった道徳的な慣習がじょじょに溶解してきました。たとえば、長男が親の財産をすべて受け継ぐかわりに、親の老後の面倒を全部みるような考え方が昔はありました。ところが、戦後の個人主義を尊重する風潮から、そんなことを言う人はしだいに減っていきました。その結果、だんだん団塊世代など特にそうですが、子供の世話にはならないという人が増えてきたのです。もちろん子供の結婚相手との相性の問題、嫁と姑の問題など個人主義の社会風潮の中で、従来の人間関係の常識が通用しないような状態になってきていることも大きな理由です。子供が親の財産をめあてに争うようなケースも増えていますので、親はそのようなトラブルをさけるために、最初から遺産を分配する内容を決めて、さっさと有料老人ホームに入居するという話も多く耳にします。

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有料老人ホームで人生の最期をむかえる

長年、有料老人ホームで勤務していますが、いまだに、お亡くなりになるときに財産の問題でもめているのを見聞します。わずらわしい人間関係よりもビジネスライクにお金を払って、自分達の面倒をみてもらいたいという人がふえているのですね。そんな社会の需要に応える形で、有料老人ホームがどんどん増えています。施設が増えてくれば、当然、その施設間でのサービスの差異も目立ちます。同じお金を払って入居するなら、最高のサービスが受けられる施設に入居したいものです。どんな施設がおすすめなのか、その判断の基準や豆知識を公開していきたいと思います。これを読まれた方のお役に少しでも立てればと思います。

有料老人ホームのスタッフ

有料老人ホームに働くスタッフの多くは介護福祉士の資格をもっています。これは高齢者などを介護するための基礎的な知識と実技を習得していることの証であり、この資格がない人は介護の仕事の初心者であるということです。有料老人ホームの場合は、介護福祉士やホームヘルパーをスタッフとして抱えているわけですが、その意味を理解している入居者は意外に少ないようです。厚生労働省が定める認定資格であるホームヘルパーは民間学校や施設で簡単に受講できて、取得できる入門的な認定資格です。これまでは1級と2級の二種類がありましたが、の研修がありましたが、平成24年から1級研修は廃止となります。介護職員基礎研修という認定資格は、平成18年に新設されたものです。政府は将来的にはホームヘルパーの制度を廃止することで、介護福祉士の資格だけにまとめたいと考えています。こういった事情から、介護の専門職で国家資格でもある介護福祉士が、資格の中でも重視されてきているのです。介護福祉士はケアワーカーとも呼ばれ、有料老人ホームの中堅職員の多くはこの資格を取得しています。

介護士と有料老人ホーム

介護福祉士の人数が少ない有料老人ホームはそれだけ、レベルが低い施設であるというのが最近の見方です。入居を判断するとき、その施設に介護福祉士が何名いるのかを確認し、いくつかの施設を比較されると、意外に大きな差があることがわかるでしょう。もうひとつ、よく目にするのがケアマネージャーという資格です。これは国家資格ではなく、任用資格といわれるものです。「介護支援専門員実務研修受験試験」に合格した人が介護支援専門員実務研修を受けることで、ケアマネージャーになることができます。試験を受けるためには、医師、歯科医師、薬剤師、保健師、助産師、看護師、准看護師、理学療法士、作業療法士、社会福祉士、介護福祉士などの資格を持ち、医療・介護・福祉・保健の分野で5年以上の実務経験が必要です。資格取得後は、5年ごとに更新が必要で研修を受けることで更新ができます。こうした専門スタッフが充実している有料老人ホームほど、すぐれた施設であるといえます。

介護の仕事は、資格がなくてもできる?

粗悪な施設では、資格がなく人件費が安いスタッフを多く雇っています。その施設のスタッフの中の有資格者の割合をあらかじめ確認しておくようにしましょう。有料老人ホームの中には全国規模で施設を展開している大手の事業体もたくさんあります。企業が経営に乗り出しているところや、老人福祉財団の形をとるところ、さまざまです。 大手の施設のメリットは有料老人ホーム経営の歴史があるので、そのノウハウが伝統として継承、発展しているところです。

先輩から後輩へと受け継がれた精神

伝統のようなものがあるところも多いです。それゆえに、多くの場合はこうした大規模な事業体の経営する 有料老人ホームを選ぶ人が多いようです。しかし、一方で、小さなところが個性的なアイデアを出して、入居者の生活の質を高めている事例もあります。 料理が格別においしい施設や、温泉が併設されている施設、無農薬の農園があったり、ゴルフ場がついていたり。やりたいことが明確になっている方の場合は、むしろ、こうした個性的な施設を探すのも良いでしょう。

有料老人ホームを選ぶ時

何の個性もなく、規模が小さいというところの場合は、十分に事前に情報を集めて、何かデメリットがないか 確認をしておくことをおすすめします。 小さい規模の施設は大手に比べると基本的な、介護のレベルなどにおいてやや不安があることもあります。また大手の場合は、隣接する診療所や病院が完備されているところも 多いです。医療機関へのアクセスが整っていることは、高齢者にとっての 大きな安心材料です。それゆえに、有料老人ホームのすぐ隣や同じ敷地内に、有床の診療所を設置しているところが多いのです。 高血圧や糖尿病や腰痛など、高齢者のかかえる慢性疾患の 管理をここで受けられるのは魅力です。

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