入居者を虐待する有料老人ホームが問題になっています。高齢者施設が増加するにつれて、そこで働く職員にも有象無象の輩が紛れ込むようになってきたのでしょう。高齢者は弱い存在でもあります。その介護を行う人には当然にして資質が求められます。警察官に高い道義心が求められるのと同じです。
警察沙汰になった介護付き有料老人ホーム
数年前に「はぴね神戸学園都市」などで施設が行政処分を受けたのは、入居者への虐待事件があったためです。処分の中身は今後半年間、介護報酬請求2割を削るというもの。それだけではなく、同施設は、新規利用者の受け入れを同じく六ヶ月間停止とする行政処分内容でした。なぜ、このような処分が下されたのか、その原因となったのは、職員による入居者への虐待行為でした。市介護指導課の調査によると、この施設では、職員が女性入居者の顔をたたいたりすることが日常化し、入居者に対して暴言を浴びせることも日常茶飯事だったそうです。この施設では、介護職員が携帯電話を操作しながら介護していたそうです。現在は改善されているのでしょうか。
有料老人ホームの職員教育
そして、入居者に対しての必要な介護を怠っていた事例も認定されました。これらの行為を「介護放棄」であると認定されました。この有料老人ホームは東京都中央区にある会社「ケア・リンク」が運営していました。この事件で、この有料老人ホームで働いていた元職員の男女2人が暴行罪で起訴されています。この有料老人ホームには現在も、99人が入居しています。この施設では、介護職員への道徳教育がまったくなされていなかったのでしょうか。介護をするマインドがまったく教えられていなかったのでしょうか。人権を無視した高齢者への虐待事件は、今後、増加していくはずですが、改善を試みる施設も増えているようです。
有料老人ホームのPM2.5対策
有料老人ホームの入居者にとっても他人事ではないPM2.5問題。いま、西日本を中心に日本全国でPM2.5という大気汚染物質が問題になっています。これは中国大陸から風にのって日本まで大量に飛んでくる有害物質です。 日本ではこれまで黄砂として知られていましたが、最近その飛散の範囲が日本全土に及びつつあります。西日本では連日飛散しており、外出にはマスクが必須になっています。 黄砂とともに飛んでくるPM2.5という有害微粒子は、発癌性が高く、吸い込むことで肺ガンの原因になるほか、気管支喘息や皮膚掻痒症、鼻炎などをひきおこします。 発生源である中国では、政府に問題解決しようとする様子はいっこうにみられません。 そもそも日系や欧米系の中国工場では、環境基準は正しく守られており、このような汚染物質を撒き散らしているのは、実は中国人が建設した中国人自身の工場群なのです。
大気汚染と有料老人ホーム
ずさんな環境対策やずさんな工場管理が原因で、有害物質を空中にも河川にもたれながし状態です。日本では考えられないことですが、これが中国という国の現実です。 今、中国では日本製の空気清浄機が飛ぶように売れているそうです。そして日本ではこの厄介な隣人である中国がまきちらすPM2.5の大気汚染により、すでに気管支喘息や皮膚掻痒症が増えつつあります。肺ガンも増加すると考えられます。とりあえず、私達にできることは、外出時には、高性能のマスクを着用することであり、室内においても高性能の空気清浄機を稼動させて、PM2.5を除去し続けるしかないということです。空気清浄機はフィルター交換不要のタイプが便利です。有料老人ホームでは自動換気が働いているのでPM2.5も室内に侵入しやすい状態にありますので、空気清浄機は必須であるといえるでしょう。