有料老人ホームで困った老人と上手につきあう方法

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[高齢者の人口が増加するにつれて、自己中心性の高い横柄な高齢者も目につくようになりました。有料老人ホームでは特にこれが問題となっています。高額の費用を支払い入居している高齢者が、そのことを盾に、スタッフに高慢な態度で指示、命令をするケースもたくさん見てきました。スタッフの名前を、「○○くん、○○してくれたまえ」と、まるで社長が部下に命令するかのような態度をする人、自分の話を一方的にしゃべりまくり、スタッフの業務の邪魔をし、話を中座しようとすると、とたんに不機嫌になり、罵詈雑言をあびせかける入居者。

理不尽な老人の言動により苦しむ有料老人ホームのスタッフ

精神が疲弊して燃え尽き症候群になり離職していく介護職も多いです。要介護度の高い入居者の介護は体力仕事であり、過酷な職場でもあります。有料老人ホームに限らず、いまでは社会のどんな場面でも、無礼な高齢者の態度が目にあまるようになってきました。礼節を知り、道義心を持った本当の日本人と呼ぶべき、高齢者は次第に少なくなり、およそ日本人の美徳とはかけはなれた、どこの国の人かわからぬような不道徳な高齢者も、残念ながら増えているのです。こうした状況を改善していくための国家百年の計でいえば、小学校から高校までの教育の家庭で、道徳教育や親学をきちんと子供たちに教えて、道義心と謙虚さのある日本人をもう一度よみがえらせることが、この問題を解決するための道です。遠いようにみえても、これがいちばん重要です。

有料老人ホームの現在の高齢者は戦後教育の産物

義務を無視して権利のみを主張し、道徳を無視して利己主義ばかりを主張する教育内容の結果がこのありさまです。大阪の献血ルームで、献血カードの渡し方が悪いと男がクレームをつけ、献血ルームにやってきて七時間も文句をいい、ついに包丁で献血ルーム所長を刺した事件というのも以前ありました。このクレーマーは、最初からお金を脅し取ろうとしてのことでしょうか。医療現場や介護の現場ではこうしたトラブルが最近増えています。有料老人ホームでも、入居に必要な入居金が安価なところも増えて、そのために返っていろいろな客層の人が入居する事態になりました。怖い人が入居したこともありますし、それに近い人は増えています。入居金が高額の施設にはあまり変な人はきませんが。かわいそうなのはスタッフです。

有料老人ホームでの激務をこなすスタッフ

基本的には奉仕の精神にあふれていて、自分の仕事にやりがいをもっています。それなのに、ささいなことでクレームをいわれて、しつこくからまれたりすると、中には燃え尽き症候群になる人もいます。人間不信になって、仕事が形式的になっていく人もいます。悪意ある人が、善意の人を食い物にする社会となると、やがて、善意の人はいなくなるのです。そしてすべてが悪意の人になります。その社会は、打算と猜疑心と駆け引きの世界であり、そこには隣人愛や道義心や人の真心や慈愛がないのです。こんな日本になってしまうのでしょうか。それを食い止めるには警察組織を改革して、犯罪の取り締まりをもっと強化し、人員を増やして、すぐにどこにでもかけつけ、パトロールに来てくれる仕組みをつくるべきです。そして道徳教育を強化して、どこの学校でも正しい道徳を教えるべきです。教科書などもきちんと調べて、自由社や育鵬社の歴史教科書や公民など、本当の日本の歴史や道徳を教える教科書を使っての道徳、道義心の教育が必要でしょう。

理不尽な要求に寛容であってはならない。警察、弁護士に相談を

直面する理不尽な高齢者に対しては、有料老人ホームであっても、警察に相談したり、弁護士に相談するなどして、法的に対処する必要があります。施設長や課長などがことなかれ主義に陥ると、もっとも苦しむのは、現場の介護職員です。介護職員の権利や尊厳や安全を確保できない施設長や課長の元には長くは優秀な介護職員は勤続しません。そのようなブラックな職場からは、さっさと転職して、もっと介護職員を大事にしてくれる有料老人ホームなどを探していくのは当然のことなのです。最高の老人ホーム増加の陰で老人福祉・介護事業の倒産急増「フェリエ ドゥ 横浜鴨居」は雑誌などの評価で関東ナンバーワンとされる有料老人ホームです。24時間体制で看護師が常駐しており、利用者第一の理念でレクリエーションも充実しています。神奈川県横浜市にあるこの施設は入居率が96.5%と高く、この施設では建物に入ると、スタッフも訪問者もすべて手洗いとうがいを徹底するようにしていて、感染症の蔓延が一例もないほどです。老人ホーム紹介業者が投票して選ばれる人気投票でも「フェリエ ドゥ 横浜鴨居」は一位です。

最高の老人ホームが選ばれることで業界がより良く進化

埼玉県三郷市にある「ラ・ナシカ みさと」もランキングでトップに入る施設です。この施設は、カラオケルーム、シアタールーム、リハビリなどが充実していて価格も手頃です。埼玉県の「アンサンブル大宮日進」や神奈川県の「サンライズ・ヴィラ藤沢湖南台」も人気で常に上位にランキングしています。東京都足立区の「ハートランド明生苑」は首都圏最大規模の施設で定員308人です。ここも24時間看護師常駐およびリハビリ重視なのに月額利用料も安く人気です。埼玉県の「ソラスト大宮東」「リハビリホームまどか川口本町」や神奈川県の「有料老人ホーム アルプスの杜 さがみ」も集団リハビリや個別リハビリまで充実させているので人気です。これらの施設はリハビリの充実のため、専属の理学療法士が常駐しているのです。食事のメニューが豊富で人気なのが千葉県の「グランドめいと北小金」や、東京都町田市の「ツクイ・サンシャイン町田西館」です。食事の充実は入居を考える時に重要な要素になります。

関西でも最高の老人ホームが増加

大阪市の「ラ・ナシカ つるみ」は関西での人気ナンバーワンの施設です。低料金でも充実したリハビリサービスがあり、運営会社のシダーの豊富なノウハウが、関西でも関東でも、「ラ・ナシカ」のブランドを確立させるのに成功しているようです。明るい食堂や機能訓練室があり、シアタールームやカラオケルームで心を動かすリハビリも大切にしているなど工夫が随所にみられます。大阪市ではほかに「グッドタイムリビング 大阪ベイ」や「エスペラル城東」、「ツクイ・サンシャイン南巽」などが人気です。大東市の「ツクイ・サンシャイン大東」や枚方市の「メディカルホームグランダ香里園」寝屋川市の「介護付有料老人ホーム ぽぷら」、守口市の「守口佐太有料老人ホームラガール」などが関西ベストテンに入っています。

老人福祉・介護事業の倒産が増加している

優秀な施設が脚光を浴びる一方で、劣悪な施設は淘汰される流れが加速しています。「老人福祉・介護事業」(有料老人ホーム、通所・短期入所介護事業、訪問介護事業)倒産件数は、2015年は76件、2016年は、その1.4倍も増えて108件でした。その内訳を見れば、倒産した事業者は、従業員5人未満が全体の73.1%です。しかも、倒産の半数が設立5年以内の事業者でした。このことからも、小規模で設立間もない事業者は要注意だと言えます。2015年4月の介護報酬改定と、介護職員の人手不足の慢性化で、淘汰が進んでいるのです。倒産件数が最多なのは「訪問介護事業」です。労働者にとっても劣悪な環境のようです。2016年の倒産の内訳は、「訪問介護事業」が48件。「通所・短期入所介護事業」が38件、「有料老人ホーム」が11件でした。有料老人ホームの経営はやはり安定しやすいようです。倒産の増加は、競争の激化で経営力の乏しい業者の淘汰が進んだことが、最大の原因です。そして、介護報酬マイナス改定で収益が落ち、介護職員不足の中で、人件費が上昇して収益が出せなくなっているのです。人件費が上がることは、職員にはプラスであり、今後、淘汰が進むことで職員にも利用者にも最善の形が整うことでしょう。経営体制や経営基盤の脆弱な事業者の淘汰はこれからも進んでいくでしょう。

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