園芸療法は、趣味だけでなく治療やリハビリにも効果があるとされ、
菜園つきの老人ホームなども出てきています。
実際、有料老人ホームの多くは、一坪農園を敷地内に提供しています。
この一坪農園の利用者には健康で長寿の人が多いことがわかっています。
同じように有料老人ホームに入居していても、
一坪農園を利用している人は健康でメンタルも健やかです。
認知症の予防には園芸療法が効果あり
これが園芸療法の効果といえるものです。
すでに認知症になった高齢者でも、園芸療法は効果があり、進行を遅らせ、
あるいは機能回復などの報告が多数あります。
兵庫県伊丹市にある介護付有料老人ホーム「ライフェール」では
隣接する1千坪の農地を入居者に提供し、そこで有機農法を行っています。
また、京都府亀岡市にある「青空ふれあい農園・ハーブ倶楽部」は、
農園デイサービス事業を行って高齢者のリハビリなどに役立てています。
今後の有料老人ホームのトレンドになることは間違いなく、
一坪農園や、隣接農地を持っていない施設は、競争に敗れていくことでしょう。
なぜなら、いまの高齢者にとって、生きがいや健康が重視されているからです。
有料老人ホームでも園芸療法を認知症予防に活用
これまではとにかく入居できて、医療機関に近くて安心であれば、
それでよしとしていたのでした。ところが施設数が増えるにつれて、
園芸療法を標準装備した施設がどんどん増えており、
この結果、有料老人ホーム入居を検討する人々の目が肥えています。
しかも、アンチエイジングの知識が普及して、園芸療法について知られてくると、
認知症の予防のためにも一坪農園や園芸療法を楽しみたいという高齢者が
どんどん増えているのが現状なのです。
無農薬栽培の農法が老人ホームにも普及
農薬を使用しない有機農法でサラダ菜やレタス、トマトなどを育て、
それを食べて健康維持をするというのが今の高齢者の楽しみになりつつあります。
有料老人ホーム入居を検討する際には、ぜひ、園芸療法や一坪農園あるいは、
隣接農地の貸し出しサービスをしている施設を選ぶようにしましょう。
無農薬有機栽培の大家である木村秋則さんの感動的な講演DVDがついている
おすすめの書籍などもいろいろ出ています。
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