子供を育てるときに悩む事態は時々ありますね。
子供がいうことをきかないとき、どうすればいいでしょう?
子育ての悩み言うことを聞かないとき
その時に、親や先生などがとる行動パターンはいくつかに別れます。
一つは、「何度言ってもわからないのか!」「口で言ってわからないなら叩くしかない」
などを理由にして子供や生徒に暴力を振るうパターンです。
これは、その人の行動パターンでもあります。
例えば夫がそういう人なら、子どもにだけではなく、妻や親や祖父母や兄弟姉妹などの
家族に対しても、相手が自分の意図した行動をとらないときに、口論では勝てないと思った
ときに、叩くなどの行動パターンをとっているという可能性もあります。
力関係によるところが大きいので、自分より弱い立場、
自分より体や力が弱い対象に矛先が向きます。
あるいは、自衛隊や機動隊などにおいて、または、伝統を誇っている部活などにおいて、
上官が下士官を、コーチが生徒を、先輩が後輩を、といった形で体罰という言い訳などで
暴力が行われていることもあるのです。
「自分がこのようにされてきたから」「このようにするのが普通だから」
「こうしないと正せないから」
などの思い込みがその人たちにはあるのです。
封建的な価値観を引きずっている閉鎖的な組織にいる場合もそうなりやすいし、つい、
自分が育てられてきたやり方を繰り返してしまっているという面もあります。
二つ目のパターンは、見て見ぬふり、完全放置になるものです。
「何度言っても聞かないから仕方ない、手の施しようがない」「自分の手には負えない」
ということで、投げ出してしまいます。
そのほかは、「何度言っても聞かないなら、聞くまで言い続ける」
あるいは、長期計画で説得をしていく方法を
とる場合です。今はわからずとも、何かの機会があればわかってくれるはず、
と思ってその機会をよく狙い、すかさず
言い聞かせたり説得したりするわけです。
このように整理してみると、どの行動パターンをとるべきかはわかると思います。
ただ、言葉の暴力という問題もありますから注意です。
口で言って聞かせるときに、子供に恐怖を与えたり行動を縛る言葉はよくないし、
「~しなさい」ではなく、「~しようね」がよいのです。
「そんなだからあなたは何をやってもだめなのよ」
「あんたはアホやから」「あなたなんか産むんじゃなかった」など、
存在を否定する言葉は絶対に禁句です。
子育てしつけで言うことを聞かない時叩くか
体罰、虐待、しつけという言葉の下で行われる暴力、
言うことを聞かないから叩く、そのあとで、後悔したり、
こういうやり方は駄目だな、なんとかしてやめないと、と思っている親も多いかもしれません。
子供が悪いことをしたから叩く、とか、
自分は何か悪いことをしたから叩かれても仕方ないんだ、
という認識を捨てる時代になってきているのではないでしょうか?
(子供相手に限らずですが)
叩かなくても、子供の手を持ったり、肩を持ったり、抱きかかえることで、
子供の行動を一時停止させることができます。叩かれても、
叩かれた当人は多くの場合、痛いということと、叩いた人への恨みをもつだけで、
なぜこの人が自分を叩いているのかという理由までは理解できません。
果たしてそれがしつけになっているでしょうか?
自分はどういう行動をしなければならないかということが
子供自身に理解できて実行できることが、
しつけができたということになるのだと思います。
言うことを聞かないなら怒るのか子育てのやり方
親も人間ですから、イライラしてしまうこともあるし、
ストレスを抱えていることもあります。
自分の思う通りに物事が運ばないときに、
特に子供が自分の思い通りに行動しないときに、
怒りが爆発してしまうこともあるでしょう。
もし、自分が周囲の人間をすべて思い通りにコントロールできれば、
ストレスもたまらなければ、イライラもせず、
怒りが爆発せずにすむかもしれません。でも、実際はそうではありません。
そこで、子供のとらえ方を少し変えれば怒らないですむかもしれません。
まずは、子供といっても自分の所有物ではなく、自分とは違う考えや性格を持った
一人の人間なんだという認識です。自分が子供をコントロールしようとか、
コントロールできるものと思わないことです。
そして、自分が望む結果を焦らないことです。
そうすると、言うことを聞かないならどうすれば聞いてもらえるのかと
知恵を絞ることになるし、いろいろと工夫することになります。
納得させることができれば行動は変わります。
どうしても怒らないといけないタイミングがあるとすれば、
他人に迷惑をかけたときや、それをすると危険だというときでしょう。
まとめ
子供が赤ちゃんから幼少期になり、また大きくなって成人するようになるまでも、
子育ての悩みは尽きないです。より良い子育てができるように、親も日々成長していきましょう。
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