PM2.5という大気汚染物質が日本中を騒がせています。吸い込むと、皮膚炎や鼻炎などのアレルギー反応がでる人もいます。発がん物質でもあるので、長期間にわたり、PM2.5にさらされていることで、発ガンするリスクがあります。有料老人ホームの入居者のあいだにもPM2.5に対する不安が広がっています。 中国の工業地帯では、硫酸塩を含む有害微粒子が大気汚染物質として大量に発生し、北京や上海などの大都市上空では、光化学スモッグが発生しています。 汚染物質が偏西風などの風にのり、日本全土に降り注いでいます。環境省が定めたPM2.5の環境基準は、１日平均１立方メートル当たり 35マイクログラムです。 西日本全土に広がっているPM2.5の汚染は、深刻なレベルになりつつあります。大阪府でも府内３８カ所の観測地点のうち、34カ所で基準をオーバーしています。
有料老人ホームのPM2.5対策
微小粒子状物質PM2.5は、すでに日本全土で測定されていますが、九州、四国、西日本ではほとんど毎日降り注いでいます。西日本の有料老人ホームではアレルギー症状が増えているようです。附属の診療所での抗アレルギー薬の処方量も増えているようです。 PM2.5については、全国560カ所以上で厚労省により常時監視が実施されていますが、東日本でも多くの地域で同じ状況になりつつあります。有害微粒子を吸い込まないためには、外出に際してはマスクを着用し、室内では、空気清浄機でPM2.5を除去することが肝要です。
高齢者の花粉症
有料老人ホームでも花粉症が増加しています。附属の診療所で抗アレルギー剤を処方される人が増えています。 花粉への反応はある時に突然、出てくることが多く、昨年までは大丈夫でも今年になって花粉症が出てくる人も多いです。 有料老人ホームの入居者の中で人気が高い花粉症対策サプリメントは、青みかんサプリです。青みかんのサプリメントを飲んでいる高齢者は多いです。 効果があるとすぐに口コミで広がるのが有料老人ホームの特徴です。青みかんは、飲んで効果を実感した人が多いのでしょう。それで広まったと考えられます。多くは、通販で注文したり、家族に持ってきてもらっているようですね。 しかし、診療所を信頼している高齢者の多くは、診療所でアレロックやアレジオン、アレグラなどの抗アレルギー薬を処方してもらっているようです。
有料老人ホームと空気清浄機
有料老人ホームに隣接する診療所では、アレルギー性結膜炎の目薬や、ひどいアレルギー症状を抑えるステロイド剤なども処方してもらえるので、効果が早くでるので、高齢者にはそのほうがありがたいということのようです。施設の周囲を毎日散歩するのが日課の高齢者も多いですが、皆さん、高性能マスクをしているようです。これも家族がもってきてくれたり通販で買ったりしている人が多いです。 また、室内の花粉にも気を使っている人も多く、空気清浄機を自室に備えている入居者が多いですね。最近話題のＰＭ２．５対策にもなるとのことで、高性能の空気清浄機を使っておられます。
有料老人ホームのアスレチックジム
有料老人ホームの多くが、いまやトレーニングジムやアスレチックジムを 共用スペースに配置するようになりました。大手の価格帯がミドルクラス以上になると、ほとんどがトレーナーを つけているジムを設置しています。それだけ、アンチエイジングに意識が高まっているのです。 これが有料老人ホームの今の流れです。ですので、トレーニングルームもない施設は人気がありません。 こうしたトレーニングをするときに、トレーナーのレベルが大きな差を 生みます。ある有料老人ホームでは、はじめてトレーニングをした老人が、 筋肉痛になったといってクレームをいいました。 トレーニングのあとに筋肉痛がおこることを説明していなかったのです。
有料老人ホーム入居者に適した運動
そもそも高齢者が、負担なくできる負荷のレベルはひじょうに低いです。 アンチエイジングを目的にするなら、週に一回でも十分です。 週に二回やれば、かなり筋肉を増やせるのです。それに一回の時間もわずかでいいのです。 20分から30分を休み休みやれば、それで十分であり、初心者は 15分で終わるぐらいでいいのです。こういったことをあまり知らないトレーナーがついている施設は、 うまくいってないようです。若者の筋トレ、中年の筋トレ、そして高齢者のそれはまったく違うのです。
有料老人ホームの高齢者の自己実現
自己実現という言葉がさかんに口にされます。有料老人ホームの入居者でもこれを主張される人がいらっしゃいます。自己実現ニーズとは、マズローの学説です。マズローは、人間のニーズを五段階で表現しました。生理的、安全、社会所属、自己尊重、自己実現です。有料老人ホームに入ることは、五段階のうち四番目までは達成されます。問題は、五番目の自己実現ニーズをどうやって満たすかです。多くの人は、趣味に興じます。水彩画や日本画など、絵の趣味、俳句や和歌などのポエム。 そして健康維持のための運動や体操、ジムに通うことを日々の務めとする人もいます。ダンスやヨガ、スイミングをする人もいます。お友達と旅行にいくのを楽しみにしている人もいます。こうした趣味に興じることで、自己実現を見出そうとする高齢者が多いようです。自己実現というのは、自分にとって快適なものなので、歯止めがきかなくなることがあります。
有料老人ホームで自己実現
昔の自己実現は宗教的なものが多かったので、そこには労働の要素が修業の項目として含まれていました。禅のお坊さんの修業でも、キリスト教の修道院でも、読経やお祈りだけしていたわけではありません。日々の労働が生活の修業の項目として重視されていました。ところが高齢者が有料老人ホームで自己実現する場合には、リーダーも指導者もない自由な世界です。仕事も修業もなしの自己実現なので多くの人は勝手に自己実現したつもりになってしまいます。こうした状況では、次第に我がままになったり、自分の都合だけ考えるようになり、周囲の人々を困らせる存在になっていくケースがあります。このようなマイナス面をさけるには、人のために尽くす行動や、自分なりの修業、精神修養を生活の中でも忘れないようにするべきです。それがない人が、周囲とトラブルを起こしたり、運営不能な状態にまで施設をひっかきまわし、多くの人々を困らせるクレーマーになっていくのです。
