最近、やたらと猫の動画ばかり見てしまう。
ふとした瞬間に「猫、飼いたいなあ」なんて思う。
そんなあなたは、もしかしたら“心の癒し”を無意識に求めているのかもしれません。仕事に人間関係に、日々忙しく頑張るあなたへ。
今回は、「猫がなぜこんなにも人を癒すのか？」その理由と、すぐにできる“猫時間”の取り入れ方をご紹介します。
🐈 なぜ「猫」は人を癒すのか？
猫って、特別なことをしているわけじゃないのに、なぜか見ているだけでホッとしますよね。実はその理由、ちゃんと科学的に説明できるんです。
- 猫のゴロゴロ音：25Hz前後の音は人間の副交感神経を活性化。自然とリラックス状態に。
- しなやかな動きやしぐさ：人間の脳に“安心感”や“かわいさ”を与える視覚刺激。
- 気まぐれな距離感：ほどよい距離を保つ猫の性格が、無理に関わらずに済む安心感に。
つまり、猫は「そばにいてくれるだけで癒しになる存在」なんです。
🐈忙しい現代人にこそ“猫のゆるさ”が効く理由
私たちは、スマホやSNS、仕事で常に何かに追われています。そんな毎日を生きていると、心に“余白”がなくなってしまいます。
そんな時、猫の存在はまるで「何もしなくていい時間」をくれるようなもの。じーっとこちらを見つめたり、毛づくろいに集中していたり、ただ静かに丸まっていたり…。
その“マイペースな時間の流れ”に、人は自然と引き込まれて、心がふわっと軽くなるのです。
🐈 癒し効果MAX！猫の“ときめき瞬間”5選
猫好きたちの心をわしづかみにする、「これぞ癒し！」な瞬間を紹介します。
- ゴロゴロ喉を鳴らしているとき
- まんまる目で見つめてくるとき
- 肉球でちょんちょんと触れてくるとき
- ふわっと香る猫の“おでこ”の匂い
- あなたの横にそっと座るとき
これらはすべて、脳内に“オキシトシン”と呼ばれる「幸せホルモン」を分泌させると言われています。飼っていなくても、動画や写真でも十分その効果は感じられます。
🐈猫との上手な関わり方
そんな癒しを与えてくれる猫との時間は、猫にとっても私たち人間にとっても心身に負担をかけないものとなってほしいものですね。さらに、良好な関係を作りたいものです。そのために、いくつか心がけておくことを紹介します。
- 猫が嫌がることは、無理やりしない
- 猫に毎日、優しく声をかける
- 寄ってきた時に急な動きをしない（猫がびっくりして怖がってしまうため）
- 完全室内飼いにする
- トイレの掃除を毎日怠らない
- マスクや手洗いを行い、感染予防をする
１～３については、猫との信頼関係をつくり、猫に安全であるという安心感を与えます。すると、名前を呼んで返事をしてくれる。すり寄ってきて、ゴロゴロ鳴らしてくれるなど、とっても癒されることでしょう。
４～５については、猫にとっても人間にとっても安全に安心して暮らすために大切なことになります。猫は、多くの病原菌を保有しています。以下に人間に対する影響と対策を説明していきます。
🐈猫経由からなる人間の健康への影響
１・ダニによる疾患
外を歩き、地面に寝転がり、草むらにも入っていく猫ですが、ダニがあちこちと付いてきてしまいます。そして、猫に食い付き吸血していきます。もちろん、猫にとってもダニによる疾患もあり、かゆみもあり、有害になってきます。そして、私たち人間にも悪影響となります。猫についていたダニが万が一人間に刺されると、日本紅斑熱や重症熱性血小板減少症候群などの命に関わる重大な感染症に繋がることがあります。そのため、完全室内飼いによって猫の安全、人間の完全を守っていく必要があります。
２・トキソプラズマ感染
トキソプラズマは、猫の体内でしか有性生殖を行わない寄生虫です。他の猫への移動手段として人や哺乳類を媒介に使うことで知られています。私たち人間への感染の経由としては、膜で包まれた休眠中の原虫に汚染された食肉や猫の糞尿から経口感染していることが主になってくるようです。
猫の糞尿から経口感染するとはどういうことか？それは、猫のトイレを掃除する時、あるいはねこのトイレの掃除を怠ってしまう時に、知らず知らずのうちに吸い込んでしまっているということになります。
私たち人間が、感染してしまったらどうなるのか。それは、初期症状はトキソプラズマ症と自覚することは難しく、健康な成人の場合は無症状か、軽い風邪症状のみです。そして、慢性的に感染すると、脳内物質をコントロールされてしまい、行動や人格にも変化が出るという研究結果もあります。男性の場合、リスクを恐れなくなったり、集中力散漫、規則破り、危険行為など、反社会的になる傾向になる。女性の場合、社交的になったり統合失調症、双極性障害にかかりやすくなる傾向になるようです。
トキソプラズマ感染症を猫からもらうことが無いようにするためには、猫のトイレを毎日掃除することが大切ですね。掃除する時に、吸い込まないようにマスクをして手袋をして、掃除後はきれいに手洗いをすることがとっても重要になります。
これで、猫との癒しの時間が良い時間となる一歩となるでしょう。
🐈 「猫と過ごす時間」は飼わなくても作れる！
「猫飼いたいけど、今は難しい…」という人でも大丈夫。
“猫時間”は、ちょっとした工夫で日常に取り入れられます。
▶ おすすめの“猫癒し”の取り入れ方3選：
- YouTubeで“猫癒し動画”を1日1本観る（おすすめ：もちまる日記 など）
- 休日に猫カフェへ行く（おひとりさま歓迎の店舗も増加中）
- SNSで癒し系猫アカウントをフォローする（TwitterやInstagramで毎日更新）
無理なく、生活に「猫との接点」を作るだけで、心にほんのりゆとりが生まれますよ。
🐈まとめ：猫と過ごす“5分”が、あなたの心を軽くする
猫の癒しは、この上なく幸せなものです。その大切な時間を、安全に安心して過ごしていけたら良いですね。
また、「猫の癒し」は、決して特別な人のものじゃありません。
猫を飼っていなくても、動画でも、写真でも、ほんの数分でもいいんです。疲れたな、と感じたら、スマホを閉じて、猫の世界に少しだけ触れてみてください。
きっと、思っている以上に心が軽くなるはずです。
