丹波哲郎さんは、霊界法則の第一は、因果応報だと説いています。
因果応報とは、善因善果、悪因悪果の法則です。
良いことをすれば、良い結果がおきる。
悪いことをすれば悪い結果がおきるというものです。
この法則が人間の輪廻転生を通じて作用しており、
生まれてから死ぬまでの間に、因果の帳尻があわない場合は、
次に生まれ変わったときまで持ち越されます。
丹波哲郎は前世の行為の結果が今の自分だと説いた
生まれながらに幸運の星に生まれる人と、
生まれながらに不運の星に生まれる人との違いはここにあります。
前世、たくさんの人に施しや物質的な援助を行った人は、
生まれ変わると、裕福な環境となります。
また事業などを起こしても比較的容易に成功して豊かになれます。
前世、たくさんの人から搾取したり盗んだり、奪った人は、
生まれ変わると、貧乏な環境となります。
また事業などに失敗して借金をつくったり、
だまされてお金を奪われたりする経験も多くなります。
健康に気をつかっていた人は、生まれ変われば健康に生まれます。
あるいは、医療関係の仕事で多くの人を癒やした人も同様に
生まれ変わると健康に生まれます。
丹波哲郎:どんな悪人も因果応報の裁きから逃れられない
人を苦しめて困らせてばかりの前世だった人は、
生まれ変わると今度は自分がしたように他人から苦しめられます。
この因果応報の法則の正確さを知れば、
他人を苦しめたり、困らせたり、悩ませたりといった言動を
行うことは結局は、自分の首を絞めているだけのことだと心から気づくのです。
本当にこの法則を多くの人が知れば、世の中から、
悪や不正はなくなることになるでしょう。やりどくと思っているから
悪事を平気でなすのであって、それがそっくりそのまま
おつりまでついて我が身に戻ってくると知れば、とても怖くてできないのです。
また、今の自分の環境が悪かったり、
周囲が悪かったりしても、全部、自分の責任なので、
愚痴や不平不満は出てこないのです。
人間は輪廻転生を重ねて、天界にむけて上っていかなくてはならない存在です。
これは、私たち生きている人間だけではありません。
ご先祖さまも一つまた一つと霊界でのランクを
どこまでも上がって頂かなくてはいけません。
霊層が向上することで、先の見通しが利くようになり、
子孫を高い次元から賢く守護できるようになります。
丹波哲郎:守護霊とは天国にいる古いご先祖の誰かである
明るい高い霊界にいる先祖霊は、先の先まで考えて、子孫を導くために、
最適な守護活動をすることができます。これが高級な守護霊です。
高い霊格の先祖霊になれば、守護霊として子孫を守護するだけでなく、
社会や国家を守護することも可能です。
霊界での勉強というのは、自分で勉強するのとは少し違います。
勉強するのも、向上するのも「向上させて下さい」
と祈り、神仏に素直に導かれて行うのです。
生きているときから、我力の努力ではなく、
神仏とともに努力する習慣を持っている人は、
あの世に行っても、神仏と共に学んでいます。
行き詰まってしまう人は、小さい我があるので、
神仏とともに学ぶことができません。
自分一人でやろうとするエゴの強い人は、神仏の御守護を感謝し、
他力を自覚しながら神仏と共にやることができないため
本当の向上は難しいのです。
他力の御加護を感じ、それに感謝している人は、物事がうまく行った場合、
「神仏の御加護のおかげさまです」と考えるがゆえに、常に謙虚さを忘れません。
自分ですべき努力はもちろんするけれど、
自分だけの努力でできたとは思わないのです。
逆に、我力で努力する人の場合は、成功すると、
「自分でここまでやった」と解釈するので、
傲慢で鼻もちならない生意気な人となるのです。
本物の賢者であり、超一流を極める人は、常に最高を目指しています。
そして、自分を謙虚に反省して「足りない部分」
を謙虚に見つめる反省の心があるから、どこまでも向上していけるのです。
生きているときに、足りないところを反省し
どこまでも精進努力する人は、霊界に行ってもどこまでも伸び続けていく霊になるのです。
生きている時にそういう生き方を身につけないと、
死後その人のレベルに合ったランクで止まってしまいます。
しかし、どこまでも進化するのだという心構えがあれば、
より高い、より明るい、より見通しの利く霊界へ行くのです。
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