大阪都構想は、一度、民意を問うて否定されました。
なぜ、そうなったのか、その理由は明白です。
大阪都構想にすれば、4千億の経費削減になるとの主張が
実は真っ赤な嘘で、実際には1億にもならず、区分け移行の経費で大赤字だと
専門家の分析で判明したからです。利益などまったく出ません。
大阪都構想を主張する政党がありますが、経費の無駄を削減すると
無駄減らしばかりを喧伝しているような印象があります。
そもそも今の大阪の無駄を減らすという考え方は正しいのでしょうか。
大阪都構想が日本を破壊する (文春新書 1020)
大阪都構想は時代に逆行し大きな赤字を新たに生み出す
かつて昭和恐慌のとき、減税をして、公共投資を増やして、
みごとに脱出しました。デフレを脱却できたら、景気は浮揚します。
減税すれば、国民はお金を使いますので、収入が増えてきます。
税収もそれによって増えてきます。
税収が増えれば、国家財政の赤字も解消していくのです。
つまり大阪都構想とはまったく違う方策が今、求められているのです。
大阪都構想よりも公共投資でリニア新幹線を大阪に引き込めば大阪は浮上
景気を浮揚するにはリニア新幹線を大阪まで引き込んで、さらに
北陸新幹線と大阪をつなぎ、大新幹線網で物資移動の時短をすることです。
そうすれば生産性が向上して収益が上がり、景気が浮揚します。
均衡財政という考え方が間違いなのです。改革を叫ぶのは胡散臭いのです。
日本はいまや世界最大の債権国ですから、ギリシャとは違うのです。
なので、税収の範囲をこえて支出をしてもよいのです。
公共投資をどんどんやって景気が浮揚すれば税収も増えていくのです。
減税と公共投資をいますぐにやれば、それで日本の経済はよみがえります。
大阪都構想で大阪市を分割しても経費がかかるだけ無駄な出費は増える
これは大阪においてもまったく同じです。大阪都構想は大阪府を分割して
複数の自治区に分けるので、その分の経費が大きくなるのは当たり前です。
企業でも合併、合体して無駄を省く時代にわざわざ区分けする愚かさに
気が付いていないのでしょうか。
大阪都構想は大阪にとっては滅びの階段を下りることです。
東京都は区に分けているため大きな無駄と負担に苦しんでいるのです。
もし、区に分けてなければもっと無駄は省け、混乱も解消されていたのです。
なぜ、東京がしている失敗を大阪がまねるのか意味不明です。
こういうことを主張する人々の意図をよくよく考えた方が良いでしょう。
経済専門家が大阪都構想ではかえって無駄な出費が増えると分析しているのです。
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