大阪都構想が5月に住民投票で否決されたのはなぜでしょうか。
それは、大阪都構想で4000億の経済効果だと主張していたのが嘘で、
実際には1億しかなく、それも見かけ上で、大阪市を消滅させることで
生まれる余分なランニングコストでむしろ赤字になることがわかったからです。
今の二重行政の無駄を省くという主張そのものが愚かな主張であり、二重だから、
安全弁も働き、民主主義がきちんと機能しているわけですから、そもそも、
二重行政を問題とする思考そのものが間違った考え方です。
大阪都構想が敵視する二重行政は悪ではなく必要な安全弁
大阪を豊かにすれば、庶民の給与も収入も増えるのですから、そこに注力すべきで、
無駄を省くとか既得権益をつぶすというように敵を作って攻撃する大阪都構想の
考え方は根本から間違っています。
大阪を豊かにする方法は簡単で、リニア新幹線を大阪まで引き込み、北陸新幹線を
大阪まで引き込み、道路の無駄を整えて、区画整理を進め、物資や人の移動にかかる
時間を半減させればいいのです。そうすれば、生まれた時間でさらに生産性があがり、
会社の利益、個人の売り上げ、そしてOLの給与や時給まで上がります。
これが大阪の庶民を本当に豊かにし大阪が繁栄する最短の道です。それなのに、
大阪都構想の人は、このようなことを一つも言いません。言っているのは、
無駄を省け。無駄を省け。既得権益をつぶせ。という特定の人や集団への攻撃です。
これと同じことが小泉政権の時代にありましたが、景気は良くなりませんでした。
大阪都構想より北陸新幹線とリニア幹線を大阪に引くことが庶民を豊かにする道
景気を良くするには無駄を省いたり既得権益をつぶすのではなく、公共事業を増やし、
市場に資金をまわしながら、道路などのインフラを整えて移送の時間を節約し、
生産性を上げることであるとわかったから、アベノミクスはそれを実践して成功しました。
にもかかわらず大阪都構想の人は、一周遅れの小泉政権時代のデフレ政策を叫んでいます。
無駄を省く行政ではデフレばかり進んで経済効果などありません。
大事なことは、公共事業を増やすことです。そして公共事業で道路一本をまっすぐに引くと、
それが大きな生産性向上につながるのです。
大阪都構想は分権を過剰にし何も決められない混乱を生み出す
その道路一本を引くには大阪市という、
大きな自治体の権力がないとできません。もし、大阪市がなくなって、区分けされた区だけに
なれば、もう、道路一本もまっすぐに引けなくなります。それぞれの区の利害関係がからみ、
ものごとが進まなくなります。
経済効果を高めるには大阪市は残る必要があります。またそれを二重行政というのは、
そもそもおかしいレッテル張りにすぎない論法なのです。しかし、庶民をだますには
これほど便利なレッテルもないので完全にそれを利用されている形です。
このままでは大阪の未来は真っ暗になります。大衆心理を操るに長けた者の詭弁に、
ダブル選では、大阪府民は完全に踊らされた形です。
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