記憶を高める方法と脳に定着させるには

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認知症の予防には、脳を使い続けることです。
記憶訓練も有効でしょう。生活習慣などの他の要素も改善しなければならないですが。

記憶を高める方法

日常生活の行動の心がけでも記憶力を高める方法があります。
会話する、歩く、噛む、五感のうちの嗅覚を鍛える、眠る、の5つです。

会話すること
自分が覚えたことを他人に話すことで、自分の記憶の整理ができて、
繰り返し思い出すことにもなるので、記憶が定着する。
そして、会話という言葉のキャッチボールをすることで、脳が活性化します。

歩くこと
歩くことと、記憶とは一見関係がないように思えますが、
古代のギリシャ時代からアリストテレスが実践していた方法なのです。
全身の血行がよくなり、同時に脳への血流もよくなり、栄養と酸素がいきわたるというのがひとつ、
歩くという動作は、体の多くの機能を使って行われるので、脳が活性化するのです。
肉体の運動というだけではなく、視覚知覚も使い、伴って情動もあり、発汗などの自律神経も使うからです。

以上はウォーキングだけに限らず、スポーツ一般に言えることですが、
録音したものを聞きながらや、暗記したいものを手に持ちながらできるものとなると、
ウォーキングということになります。

脳に記憶する方法

噛むこと
噛むことは、脳への刺激になり、活性化させ、記憶力を高めることになります。
小魚、煎り豆、玄米、お煎餅、昆布、ガムなど、よく噛むものを食べること、
また、一口を飲み込むまでに噛む回数を30回以上などと決めてやってみると、
案外噛まないで飲み込んでしまっていることに気がつくでしょう。

五感の活用
五感のなかでも嗅覚は、大脳新皮質を通らずに海馬や、
扁桃体に届くため、脳には強い刺激となる。
嗅覚と記憶事項を関連付けることができれば、記憶は定着しやすいと言えます。
例えば料理は、五感をフルに使う行動です。

記憶の定着の方法

眠ることは、記憶の定着に効果的です。
短期記憶を長期記憶にうまく移行させるには、
新しい刺激を与えないように記憶したらそのあとは何もしないことなのです。
つまり、暗記勉強のあとは、何もせずに寝るのです。

そして、できれば、目が覚めたら、寝る前に覚えたことを反復してみて、思い出せるかやってみる。
そして、また、寝る前に、昨日の寝る前に覚えたことを再び思い出して、暗記し直すことです。

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