合気道は護身に使える?空手や少林寺より強いの?

合気道(あいきどう・合氣道)という武術は、純粋な日本の武術といえるもので、
日本文化の一つとしてよい存在だと考えて間違いありません。
「合気道」という名称そのものは戦後になって普及したものですが、
武術としての体系は、和歌山県田辺市出身の武道家・植芝盛平が、
大正末期から昭和前期にかけて日本の古流柔術を基に創始したものです。

日本古来の武術を源流とし和合の精神を説く合気道

大東流柔術やその他の日本古来の多数の柔術、剣術を研究し、植芝盛平が
独自の精神哲学で完成させた体術を主とする総合武道です。
本書は合気道創始者である植芝盛平の語録ですが、その内容は非常に
スピリチュアルな内容になっています。

神道的な宇宙観をベースにした武道なのだということがわかります。
神道の用語を多数駆使しながらの宇宙観や技の理念の解説を読むと、
合気道こそ日本文化の結晶であると感じます。

植芝盛平は、大本教の出口王仁三郎教祖の弟子であった時期があり、
そこで受けた影響は大きいのです。しかし、本書にて語られる内容は、
植芝盛平独自の神道的宇宙観といったものとなっており、大本教とも違います。
合気道の宇宙観、合気道の精神性、といった内容になっています。
そして、それは神道そのものに近いものです。

日本民族の精神性は空手や少林寺よりも合気道でこそ学べる

武術と神道が合体した世界を語った本であるともいえます。
日本文化と日本の精神世界を学ぶことができる本です。

不思議なのは合気道を学んでいる人でも、本書を読んだことがないという人を
割と多くみかけることです。自分が学んでいる武道の開祖の思想を学ぼうとせず、
形だけ技を学んでも、その本質を取り違えるのではないでしょうか。

本書を読むと、子供に武道を学ばせるのであれば、合気道をぜひ学ばせたい
という気持ちになれます。
開祖の言葉は、日本文化としての合気道のすばらしさを感じさせるのです。

長く修業すれば合気道は少林寺や空手より強い

空手は習って一年もすれば、多少の護身術になりますし、少林寺拳法も、
三年習えば、ほぼ護身には使えるかもしれません。
これに対して合気道は五年はかかるでしょうが、一度習得したら、
高齢になってもおおいに役立つことは間違いありません。

中国武術の南派拳術の系統が古代琉球に伝播し独自に発展した空手は、
どうしても中国風の要素があります。また、少林寺拳法は元来、創始者、
宗道臣が北派拳術の総本山、嵩山少林寺の義和門拳を戦時中に継承者認定されて、
日本に戦後、普及させた武術です。

どちらも現代では日本化がかなり進んでいますが、空手も少林寺も、
それぞれ中国の南派、北派の拳法の流れを汲んだものなのです。

日本の古来の武術であり相撲の源流にもなった神道系武術を源流とする、
合気道こそが、日本人にとってもっとも重要な武道であるといえるでしょう。

合気神髄―合気道開祖・植芝盛平語録

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