運動会や体育祭の時期ですが、最近、初めて飴食い競争なるものを知り、あまりの汚さに驚きました。運動会も昔とは様変わりしてきて組体操もやらなくなりました。でも、そんなことよりも、今の衛生的な生活環境の日本のなかで、飴食い競争なんてものが継続されているのです。親も生徒も、学校の校医さんもなにも言わないのでしょうか?
飴食い競争の不衛生さをよく考えてみよう
昔からの競技で、パン食い競争があるのは知っていました。やったことはありませんが。最近のパン食い競争のやり方は、菓子パンなどのパンが個装されている状態のものを、上から吊るしておき、走ってきた人が手を使わないで口でくわえて走っていくものと思います。そのやり方であれば、さほど不衛生にはならないと思うのですが、飴食い競争はそうではありません。小麦粉か片栗粉かをたらいなどの大きな容器に敷き詰め、そのなかに飴を入れておくのです。難易度を下げた企画をしてくれるところなら、1走者ごとに粉の上に飴をおき直してくれるかもしれませんが、多くの場合はそうではありません。
飴食い競争は危険と隣り合わせ
埋もれている飴を、手を使わずに、粉に顔を突っ込んで探してくわえるのです。前に走った人の唾液は、粉の中に入ってしまっています。その中の飴を探しているうちに、多分、自分もその唾液に触れていたり、自分が口に入れてしまうかもしれないのです。唾液から感染する病気はあります。虫歯、風邪をはじめとして感染する様々な病気。考えると怖いことだと思うのですが。1レースごとに、しかも、走者一人一人に対して真新しい粉と飴のたらいを用意してくれるなら、不潔とはいいませんが、そのように丁寧に企画している飴食い競争はYouTubeでも見たことはありません。
飴食い競争の上手なやり方
不潔な飴食い競争ですが、その粉の中の飴を上手く探して、素早くくわえてゴールするコツはあるようです。調べてみましたが、まずは、粉に顔を突っ込む前に、大きく息を吸っておいて、息を止めてから顔を突っ込むとよいようです。飴を探すには、自分の鼻か口で粉の中を探り、あたりがあれば、息を止めたまま、それを口で噛みつくというか、くわえます。舌で探すと書いているものもありましたので、舌で探っている人がいるかもしれません。間違えても、口の奥の方まで粉を吸い込んでしまわないことです。出来るだけ、前の人達が探っていないような場所を狙いたいですね。そして、顔を上げて、息を吸って走り出す前に、鼻からふんっと息を出して粉をふきとばし、口の中の粉は気持ち悪くてもがまんして走る。
飴食い競争は危険ではないのか?
飴食い競争は、白い粉が顔についた様子が面白いというので人気があるのかもしれません。飴をくわえたあと、走ってゴールする場合や、そのあと、さらに縄跳びをさせたりなど、なにか他の競技をさせてゴールという場合もあります。粉が口に入っているので、むせて咳き込んで走れなくなる人が出たり、粉が目に入っていたり、目の周囲にくっつくので視界が悪くて、走者同士でぶつかって転倒したり、危ないと感じる場面が多いです。はたまた、走っているときに、くわえた飴が口から落ちてしまったらどうしますか?普通なら、拾って手に持って走るところですが、ルールなのか知りませんが、地面に落ちた飴を、また、口に放り込んで走っているのですから、不潔、危険、極まりないです。
まとめ
こういったことで、個人的には、飴食い競争は、廃止してほしいと思います。組体操が次々に廃止され、幻の競技になってしまったように。組体操は、危険でもありますが、子供たちが鍛えられ、学ぶことも多いので廃止されていくのは残念ではありますが。適切な指導ができる優秀な先生が少なくなったのかもしれませんが。とにかく、飴食い競争なるものに出場依頼あれば、お断りしますし、我が子にもさせません。もし、出場必須の状況であれば、当日は風邪をひいて休むか、忌引きで休みます。
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