有料老人ホームでの暮らし

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有料老人ホームの入居者と接していると、ほとんどの入居者が、 毎日、毎日、どうやって一日を過ごしたら良いのか、 わからないまま悩んでいるふうに見えます。そして、食堂で食べる食事のことや、大浴場での入浴のこと、あるいは有料老人ホームが開催する催しのこと、そんなことをああでもないこうでもないと批判して過ごしています。

ですから、運営連絡会議という入居者と管理側との会議は、 クレームをぶつける入居者と、それをのらりくらりとかわそうとする 経営者側との応酬になります。高齢者は、それまでの社会経験があり、国や社会のことがよくわかっている。 それをもっと多くの国民のために使うことを考えると、そのやりがいは創造的で 喜びの多いものになるでしょう。しかし、そういう方向ではなく、狭い有料老人ホームの中の運営や管理の ことに意識が向かっていって、そこでの小さな戦いに喜びを感じているようです。もちろん、そんな入居者ばかりではありません。

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有料老人ホームに入居するまで

一部の人は、執筆活動をして出版をしたり、ボランティア活動に打ち込んだり、 政治活動に関与したり、国や社会のために大きな角度でのやりがいを持つ工夫をしています。そんな人は例外なく輝いています。多くは健康状態もよく、自立度合いも高いです。 大きな角度での視点を持ち、愛を持ち、それを実践しています。これが本当の健康と幸福の極意だと思います。 小さな施設内でのことに戦々恐々としている人は、 どうしても体調もすぐれず、精神的にも浮き沈みの多い人が目立ちます。人間というのはより大きな角度で、物事を見れて、大きな愛で動ける人の方が、幸福で健康で生きがいを感じて生きていけるものなのです。有料老人ホームに入居するまでは慎重に選ぶべきですが、 ひとたびここと決めたら、入った後は大きな志ややりがいを持ち、 社会や地域に貢献できることを考えていくのが一番です。

見た目が若い人は長生きする

有料老人ホームなどの高齢者施設で働いていると、 そこに入居する高齢者におもしろい特徴があることが実感されます。 それは、見た目が若い人は実際に長生きするということです。     年齢よりも見た目が若い人というのはどこの施設にも一定の割合で 存在していますが、これらの人々は、実際に健康で長生きな傾向があるのです。これは医学的な研究が過去にデンマークで行われています。 デンマークの研究は双子を使った研究でしたが、その研究では、 同じ双子なのに見た目が実年齢よりも若い方が長生きしたのです。双子といえば、食生活や喫煙、運動などの要素により、 高齢になればなるほど、外見が変化していきます。 一卵性双生児は、幼児期から青年期まではまさに瓜二つです。ところが高齢になってくるとはっきりと違いが出てきます。

有料老人ホームなどの高齢者

それは食生活、喫煙、運動、ストレスなどの受け方が双子でも 違うので、老化のスピードが変化してくるのです。例えば食事の量でも変わります。 アカゲザルを使った有名な研究があります。 このサルにカロリーを三割少なく与えて飼育すると、 通常のカロリーの餌を与えたサルよりも長生きしたという研究です。この研究ではサルの外見もはっきりと違っていたそうです。 餌をたっぷり食べていたサルのほうが早く老化兆候が出ていたそうです。 昔から、腹八分目と言われてきましたが、アカゲザルの実験ではそれが証明された形になります。 腹八分目を心がけることは高齢者の健康の基礎です。 もちろん喫煙をやめること、運動をすること、気分を健やかにすること、 目的を持って生きること、などの他の要素もからみますが、食事の養生はその土台です。

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