丹波哲郎さんの著書「因果応報の法則―死後界へのパスポートは何か」
(カッパ・ブックス:1984年刊)という名著があります。
この「因果応報の法則」には、私達に啓蒙している内容があります。
因果応報というのは仏教の言葉で知られていますが、
今の時代では「原因と結果の法則」とか「引き寄せの法則」と
表現されています。こうした普遍性のある宇宙の法則が知られると
世の中は良くなる方向に進むでしょう。
神道の融和の思想で世界は平和の時代にむかう
宗教同士が争うこともなくなるはずです。
もっと寛容性が普及していくのではないでしょうか。
中東では宗教の争いが拡大しているようにも見えますが、
日本でも、一部の宗教では、神社への参拝を禁止しています。
鳥居をくぐらせないところもあるようです。
ところで日蓮は、現在の日蓮宗系のほとんどの教えの開祖ですが
彼は伊勢神宮で発願をしています。また、蒙古襲来に際し、
八幡神や伊勢の神名を記したお札を海に流させたともいわれています。
そのおかげで神風が吹いたとも伝わっています。
また法華経を守護する31の神社も決められていたようです。
こうした神仏習合した日蓮の教えには寛容性がありますが、日本に
今ある日蓮を源流とするさまざまな宗派ではそれが失われているようです。
今の「神社へ参るな」というのもそのひとつかもしれません。
世界を融和する日本精神を学校教育から排除したGHQ
日本の教育の場で、日本神話を詳しく教えなくなったのも
このような状況の原因のひとつかもしれません。
それは敗戦によりGHQが占領政策で
しかけたものであって、日本民族の精神を破壊する
悪だくみだったともいわれています。
まるでその策略にまんまとはまっているかのようでもありますね。
聖徳太子は日本仏教の祖とされている人物ですが、
聖徳太子も神道を重んじていたことが日本書紀などに記録されています。
開祖の心を忘れた仏教徒が増えてしまったのでしょうか。
神道を理解し普及すれば日本と世界は救われる
おおよそ神社とは日本の国土創建に功績のあった祖先を
その偉業を尊んで、碑としたものであることは歴史からも明白です。
民族の祖を大事にし、その偉業に感謝することは日本民族の根幹
にかかわるのであるといえるでしょう。
日本国民なのに、神社にもお参りできないとしたら、
それはあまりにも悲しいことであると思わざるを得ません。
日本の神道はすべてを生かし融和させる道を教えています。
神道を理解できない人が増えたのが日本の精神的な衰退の一因なのです。
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