死ぬことを恐れている人がいます。誰でも死にたいと思っている人は、
ふつうの状態ではいないでしょう。
うつ病などのメンタル疾患では、死にたいと思う状態はありえるのですが、
ふつうは、死にたいと思うことはないでしょう。
ここで問題にしてるのは、死にたくないというのを通り越して、
死ぬかもしれない恐怖によって、さいなまれている人のことです。
丹波哲郎は死は大霊界での新しい誕生なのだと説いた
死がこわい、死が怖いという悩みは、中高生で多く見かけます。
とにかく死ぬことが怖くて、
いてもたってもいられないほど恐れているのです。
こういう状態になるのは一種の強迫神経症かもしれませんが、
ようするに、死を理解していないからです。
そもそも死んだら無になると思っているか、死後の世界の知識がないかです。
スウェデンボルグの霊界日記などを読んだり、シルバーバーチの霊言等を読んだり、
スピリチュアルの世界を知れば、それほど死を恐れることはなくなるのです。
そもそも、死んで自分がどうなるかわからない不安、
消えてしまう不安が、ほとんどです。
ですから、そうではないことを知れば、安心できるのです。
このような人は、ぜひ、心霊科学の書を読まれることです。
丹波哲郎は古今東西の神霊学の文献を研究し結論を出した
スウェデンボルグやシルバーバーチが代表的ですが、
ほかにもいろいろ古典的な名著があります。
もう亡くなりましたが、丹波哲郎さんは、
この方面で良い仕事をされています。
丹波さんの著作も、古本屋で入手できるのでおすすめです。
死を知ることは幸せに生きることでもあります。
生まれ変わりの間隔についてですが、
二百年とか三百年とか言っているのは「一般則」にすぎません。
何の問題もない転生の場合は、そうなることが多いだけです。
実際には、自殺や他殺、不慮の事故など、
生まれてきたときの予定と狂ってしまうケースも多く、
本来の天命を果たさないままで死ぬ事例もあります。
その場合は、死後、数年や数カ月で転生してしまい、
やり残した課題を急ごしらえでこなすこともあります。
その問題の程度により、数年から数十年までの開きはありますが、
これが、短期間で転生する事例の理由です。
死後二百年から三百年というのは基本的な間隔です。
何も問題なく死んだら、だいたいはこうなります。
また、死後、悪徳の結果、地獄界におちるケースでは
地獄界で八百年とか千年とか、あがないをすることがあり、
そうなると、転生も遅れてしまいます。
転生の総数の回数が50回から120回と、人により開きがあるのは、
地獄界に落ちて時間を空費してしまった回数の差だと推測されます。
もしくはスタート時点での差の可能性があります。
いつ、人間としての転生が開始できたのかということです。
丹波哲郎:霊能者には邪もあるので注意が必要。見分けるには人格を見よ
霊能者は、自分の経験だけを根拠にしている人がとても多く
経験至上主義の弊害に陥っている人もいます。
古今東西の文献をきっちり勉強し、少なくとも、
欧米に端を発する心霊主義や神智学、日本に伝わる古神道や神典、
そして仏教古典、それから歴史上の偉大な霊能者等の足跡
たとえば、スウェデンボルグ、シルバーバーチ、エドガーケイシー、
聖徳太子、最澄、空海、日蓮、出口王仁三郎、
川面凡児、植芝盛平その他を勉強しないと、
霊がみせているおかしな世界にはまってしまうことがあります。
霊視は、偽情報を見せる邪霊との戦いでもあり、
自分の霊能力の源泉が正神界からのものか、邪神界からのものか、
たえずチェックできる学識と教養と人格が不可欠です。
例えば、霊能者が「あなたの前世はこうですよ」と言った場合、
それが真実か否かはわからないところがあります。
その霊能者の人格と教養と社会性はどうか、霊能の要素を抜きにしても、
立派な人物で、実社会で認められる仕事や技量を他にもっているかどうか、
それが真贋の判別のひとつの鍵になります。
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