有料老人ホーム管理側に戦いを挑む人

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有料老人ホームでは、運営者側と、入居者側が、運営の連絡会を毎月開催するところが多いです。そういう機関は、入居者側が選挙で委員を選んで、委員長を選出していく形式が多いです。このような会議の場で、やたらと有料老人ホームの運営にクレームをぶつける人がいます。管理者と戦うのを生きがいとしている人々です。

多くの入居者は、こうした人を観察して、「よくやるな」と思っていることがほとんどです。これは私が実際に関係者から聞いた言葉です。静かな老後を楽しく過ごしたいから有料老人ホームに入ったのに、わざわざ、もめごとやいさかいを起こして、頑張って戦っているという様子をみて、多くの高齢者は「いいかげんにしてくれ」と思っているのです。結局、自己顕示欲が満たされないまま高齢者になった人が、欲求不満を発散しているのです。

有料老人ホームの雰囲気

このようなクレーマーにまじめに対応している介護職員や介護施設の経営者が疲弊していきます。ひどい場合は燃え尽き症候群になって離職していくのです。せっかく高齢者のために尽くしたいという理想をもって有料老人ホームに就職したのに、心ない一部の人々のせいで、傷つき、道なかばにしてあきらめて去っていくのです。こういう事件を目にするたび憤りを感じます。一生懸命働いている介護職がかわいそうになります。もちろん、実際に運営側に問題があって、他の入居者のために尽力している人もいるかもしれませんが。このような問題が原因で、介護職につく人が減っていくのであれば、残念なことです。人手がたりなくなって、外国人労働者を導入するようになるとしたら、彼らは自分で自分の首をしめていることになるのです。妙なイデオロギー活動に似た階級闘争的な行動に精を出す人が多くなればその有料老人ホームの雰囲気は悪くなります。あまりにひどい場合は、施設管理者と相談して、厳しい対応をしなければならない場合もありえます。

老人ホームのいじめはなぜおきるか

有料老人ホームでも「いじめ」の話は多いです。どうしても、たくさんの人間がコミュニティに所属すると、そこに派閥が生じます。これはある程度、仕方ないことです。しかし、社会心理学においても500人以下の集団であれば、必要な管理は行き届くとされていますので、有料老人ホームの施設管理者が、しっかりと問題を把握して防止策をとれば、いじめ問題はおきないのです。それができないというのは、そこの有料老人ホーム施設の管理体制に問題があるということです。いじめとは、因果応報を知らない人間のすることであり、他人の気持ちを想像できない不完全な人間の仕業です。いかに年齢を重ねても、社会性がなく、未熟な人間はいます。しばしば、有料老人ホームなど高齢者施設の職員が「人生の先輩から学ばせて頂く気持ちで働きます」といっているのを耳にします。

有料老人ホームのいじめ

確かに、学ばせて頂くような素晴らしい高齢者もいます。有料老人ホームには、立派な職歴をもった方も来ます。大学教授や医師、会社経営者や役員、それに文筆家もいます。そういう人は、もちろん学ぶべきものを持っておられます。しかし、人間的に驚くほど未熟で自己中心な高齢者もまた多いのです。むしろ、そんな高齢者のほうが多いような印象を受けます。そんな人々を見ている有料老人ホームの介護職員は、本音では「どうしようもない人たちだな」とあきれているものです。そして、そんな高齢者との付き合いに疲れ果てて燃え尽き症候群になって離職するケースも多いです。有料老人ホームのいじめ問題はまだまだこれから、その解決のノウハウが確立されていく段階にあります。入所先を選ぶ場合は、事前に十分に管理体制を確認しておきましょう。

有料老人ホーム施設で出る食事の内容

有料老人ホームでは、ほとんどが大食堂を有し、専任の食事サービスのスタッフを雇用しています。最近では、これも外注化する施設も増えてきています。高齢者にとって食事を用意することは一種の面倒なことの一つです。毎日、自炊することは独身の高齢者には苦痛であることも多いのです。夫婦で有料老人ホームに入居する人の場合でも、毎日自炊している人は少ないです。夕食は大食堂で食べるなどのなんらかの方法で、食事サービスを頼りにしています。施設併設の食堂といえども経営を無視することはできません。できるだけ部門ごとに黒字にしておきたいのが経営者の都合です。かつて、ある施設では、食事サービスの部門の責任者が、食材を搬入している業者と癒着して粗悪な素材を高額で購入するというケースがあったそうです。この責任者は事実が発覚し、職を辞したわけですが、全国の多くの施設でもこのような現象がまったくないとも言い切れません。施設を選択するときに、食堂部門の経営方針や運営方針を詳しく施設長に確認し、問いただしておくことは自衛の策でもあります。特に野菜などは、粗悪な中国産を大量に使用されているようなことはないのか。国産の高品質の食材にこだわっているのか。業者から搬入される食材の品質管理や定期検査をどの程度真剣に実施しているかまで確認していくべきです。

有料老人ホームと都会

かつて毒入りギョーザ事件がありましたが、中国製品の品質はいまだ安定していないうえ、コストが圧倒的に安価なため、どうしても施設はそれを使いたがる傾向があります。食材は健康に直結していることを忘れてはなりません。ところで、国産の野菜であっても、農薬の使用によって有害な影響が出るものもあります。最近は、低農薬、無農薬の野菜や果物も増えてきています。これらは国産であり、価格も少々高いものですが、理想的には、無農薬有機栽培の野菜や果物を材料として食事をつくってくれる施設であれば、もっとも理想的です。食材にこだわる人は、入居金が高額であっても、そこまで食材にこだわってくれる施設を探すことも一つの選択にはなるでしょう。食のバラエティを考慮するなら、できれば、周辺にレストランやホテルがあって、徒歩でそこまで出かけられる施設が理想的です。こうなると都会に立地された有料老人ホームということになります。東京や大阪など、都市部には、電車の駅のそばのビル街に立地する有料老人ホームも少ないながらも存在します。このような施設では周辺の環境を上手に活用して、刺激の多い、有意義な毎日をおくることができます。山奥にぽつんとある有料老人ホームと都会の施設のどちらが向いているかは個々人の性格にもよりますが、高齢になると、脳への刺激は重要な要素であるので、都会的な立地を選択することも良い方法だと言えるのです。

有料老人ホームで死ぬということ

有料老人ホームに入っている人の中には、死後のお墓の問題で悩む人も多いです。というのは、身うちのお墓に入らない、入れないという人もいれば、信仰を持たない人もいるからです。多くの有料老人ホームでは、独自に墓地を確保して死後は、そこへ埋葬してくれるようなシステムを作り上げています。そうでないところもあるので、入居の際には確認が必要です。多くの有料老人ホームには、霊安室や、葬祭ホールのような設備があります。居室で亡くなった場合にも、施設内での葬儀ができるようになっているのです。こうした問題は、意外と多くの方が心配されています。有料老人ホームに入居される方の中には、キリスト教徒もいれば、仏教徒もいます。今後はその他の宗教も増えてくるでしょう。多くの施設が、宗教と葬祭の問題に対応するようになってもらいたいですが、まだまだ大規模な経営母体のところが中心になっています。ただ、こうした施設提供のお墓に埋葬されても、あまり墓参に来る人も少ないと考えられます。その意味では寂しいところがありますね。死んで無になると信じている人には、どうでもよい問題なのかもしれませんが、死後の世界を信じている人にとっては大問題です。たとえ有料老人ホームに入ったとしても、最期は、先祖代々のお墓に入れることが理想でしょうか。

有料老人ホームはこの基準で選択

有料老人ホームを選ぶうえで、絶対に外してはならない重要な判断項目があります。それは、スタッフへの教育の内容です。介護職員が平気で喫煙をしている施設は、まずダメです。喫煙に関しては、別途、喫煙室を設けている施設が多いですが、このレベルではダメです。喫煙した後は、必ずタバコ臭いものです。そのタバコ臭い介護職員が入居者の介護をしていることに何ら違和感を感じないとしたら、その施設長は問題です。有料老人ホームの施設長の最大の役目は、入居者の安全と安心の確保のはずです。タバコ臭い介護職員に介護されて、嫌な思いをしている入居者の気持ちが推測できない施設長は、管理者として失格です。この高齢化社会において、有料老人ホームに勤務するスタッフは、本来、喫煙者であってはいけません。喫煙者を採用してはいけないのです。喫煙者はタバコ臭いという不快感を入居者に与えるうえに、不健康なため、しばしば欠勤します。施設運営にも大きな支障となるのです。有名な、日本有数の大手の有料老人ホームですら、平気で喫煙者をスタッフとして採用していますし、その禁煙教育にもぜんぜん熱心ではありません。

有料老人ホーム施設見学

そんなところに入居すれば、一事が万事です。有料老人ホームスタッフ全員に禁煙を義務づけている施設が今、増えてきていますが、そういう施設を選択すべきです。入居者のことを第一に考えている施設なので、その他の面でも安全と安心が得られることでしょう。テレビコマーシャルに惑わされることなく、週刊誌や新聞をつかった宣伝に騙されることなく、ぜひ、有料老人ホーム施設見学では介護職員の体から発せられるタバコの臭いをチェックしてみて下さい。できれば「ここでは職員は全員禁煙が義務づけられていますか?」と質問すれば良いでしょう。タバコには二百種類以上もの発癌関連物質が含有され、その副流煙にも有害成分が大量に含まれています。どんなに換気しても完全にはこの煙を除去できません。有料老人ホーム介護職員の喫煙を認めている施設長にはその程度の知識と常識もないものだと考えてよいでしょう。入居者が被害を受けているという感覚がマヒしているのです。 結局、タバコの臭いに鈍感な有料老人ホーム施設長は、入居者生活全般に関して、配慮なく鈍感な人物だといえるのです。そんな施設に入居したら、後悔することになります。喫煙者には自殺が多いということもいわれています。

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