初盆は、普段のお盆とはちがって、ご近所さんや親戚、友人知人がお参りにきたり、
準備段取りも忙しいし、そのあとのお返しも気遣わないといけません。
世間の相場などを調べてみました。
初盆のお返しの時期
初盆では、法要後会食をする場合と、お坊さんに来てもらって読経をしてもらう間、
一緒に手を合わせるだけで終わる場合があります。
地域の風習や、お寺さんの方針によって違います。
会食がある場合は、施主は、タオルやお茶などの「粗供養」を用意しておいて渡します。
また、会食をしない場合でも、初盆のお参りに、ご近所や知人が訪れることがあります。
多くは、お供えの品や、お供えのお金を持ってきてくれるので、
お帰りになるときに、「粗供養」や「志」と書いた品物を渡すやり方もありますし、
その場では渡さずに、後日、お供えいただいた半額分を「粗供養」としてお返しすることもあります。
帰り際に引き物を渡したとしても、お供えの品物やお金の金額が、
用意した引き物の金額の倍以上であれば、後日、追加で粗供養をお返しすることもあります。
初盆にお参りできないからということで、お金や品物を「御仏前」として
送ってこられることもありますので、それは、「粗供養」としてお返しします。
カタログギフトも最近は増えていますし、洗剤、食品、消耗品のことが多いです。
お帰りになったあとで、粗供養をお返しする場合のお返しの時期は、特に決まっていないので、
すぐに手配するのでもよいですし、遅くても2週間以内ぐらいには届くようにしたいです。
初盆のお返し粗供養は?
初盆のお返しの粗供養の品物は、乾物、のり、そうめん、高野豆腐などが多いです。
夏場なので、日持ちの良いものを選ぶ傾向があります。
一般に、消え物と言われますが、食べたり使用したりして無くなってしまうもの、
消耗品が多いです。
お金でお供えされた場合、商品券やギフトカードでのお返しすることもあります。
初盆のお返しの相場
お参りにきた方に直接渡す「粗供養」「志」の引き物の場合、
金額は1500円ぐらいから、3000円ぐらいの品物を用意しておくことがおおいです。
つまり、お供えされる品物の金額が、3000円から5000円が多いということです。
また、品物につけて、お金のお供えがある場合もあり、
そのときは、こちらから渡す引き物だけでは
金額が少なくなりすぎるので、後日、また「粗供養」としてお返しすることになるでしょう。
お返しの相場は、半返しという方も多いですし、半分より多めにお返しするという方もあります。
地域性によるところが大きいかもしれません。
お盆に、お金でお供えされる場合は、3,000円・5,000円・10,000円のことが多いので、
1500円、3000円、5000円ぐらいの品物になることが多いです。
しかし、お供えをする側からいうと、
最近は、お供えに1万円の品物を、と思っても店頭のセット品にはないことが多く、
特別に詰め合わせてもらったり、
あるいは、品物は3000円~5000円ぐらいにして、
別に1万円の「ご仏前」「御供」を持参することが多いです。
つまり、後者の場合は、お返しが7000円~8000円ぐらいのものになることもあるということです。
コメント