退位と皇位継承、なぜ女系天皇や女性宮家がいけないか

政府は天皇陛下の退位を可能にする一代限りの特例法案を通常国会に提出します。
皇室典範になかった退位とそれに関連する取り決めをこの法案で定めるということです。
特例法案は皇室典範と皇室経済法など関連の特例を一括し、
皇位継承順位が1位となる秋篠宮殿下を「皇太子」、退位した天皇は「上皇」(太上天皇)
とします。秋篠宮家への支出は現在かなり低く抑えられいるため悠仁親王殿下の護衛などが
十分にできない現状から、皇位継承順位1位に見合う額に引き上げます。
悠仁親王殿下は皇室にとっても日本国民にとっても、守るべき存在であり、
もっと警護を厳重にする必要があります。
先日も交通事故に巻き込まれるあわやの事件がありましたが、一台白バイの先導があれば
あの事故もなかったはずなのです。

歴史学で存在を無視されている神武天皇

小学生が歴史を学ぶ入り口になるようにと、歴史上の重要人物を
15人選び出して、ドラえもんがコミック形式で教えてくれる仕様の学習書があります。
聖徳太子や源頼朝、織田信長などの重要人物を15人選んでいます。
ところが、この本は、その15人の筆頭に卑弥呼をあげています。
卑弥呼の次に聖徳太子がきているのですが、非常に違和感があります。
なぜならば、15人の最初の1人にあげるべきは神武天皇に決まっているからです。

神武天皇は日本を建国した人であり実在は確実

建国記念日である2月11日とは、奈良の橿原の地で
神武天皇が即位され、建国の詔を発布された日であります。
日本人ならば誰もが知っておかねばならない建国の由来にかかわる第一代天皇である、
神武天皇のことにまったくふれていない歴史の学習本は多いです。

そして、その代わりにもってきているのが卑弥呼です。
そもそも、日本書紀や古事記などの日本の歴史書に名前が残り、地名の由来が
全国にある神武天皇と比べて、卑弥呼について日本国内には何の痕跡もありません。

神武天皇が幼少期、「さののみこと」と名乗っていた頃に暮らした土地は佐野町として
残っていますし、九州から奈良にいたるまで、
神武天皇の行軍の事跡はいたるところに残っています。

和歌山の竈山神社は神武天皇の兄、五瀬命の墓地

ところが、卑弥呼の事跡はまったく国内にありません。
では、どこから卑弥呼が出てくるのか。それは中国人が書き残した魏志倭人伝という
歴史書にちょこっと書いているだけの存在なのです。
しかも、中国人が書いた歴史者は嘘や偽りのオンパレードです。

自分の国の歴史でも嘘ばかり書く中国人が、日本の歴史のことを正確に書き残すわけも
ありません。ほとんど伝聞と推定と憶測で書かれたものが魏志倭人伝です。

そんな存在すら怪しい卑弥呼を15人の筆頭にもってくる編集者の意図は何でしょうか?
それは皇室の歴史を少しでも短くしておきたいのです。
聖徳太子の時代の推古天皇は第33代天皇です。

初代から32代目までをすっとばしているのです。なかったことにしたいのでしょうか。
編集者が皇室憎しの念をもっているということでしょうか。

このような歴史本で学ぶから、子どもが建国記念日の意味すら、
わからないまま大きくなってしまうのです。
書店にみえる子ども向けの歴史書のほとんどが、このような有様になっているのです。

125代続いている皇室の祖である神武天皇

日本の開祖である神武天皇の存在そのものをなかったことに
しようとする、左翼がかった歴史学会出身の歴史学者の仕業です。

遺跡や地名や国内の歴史書にたくさんの痕跡がみえる神武天皇を無視し、
国内になんの痕跡もない中国の信頼できない歴史書にちょこっとでた
卑弥呼を重視するなど、まったく馬鹿ばかしいことです。

最新の研究では、卑弥呼とは神功皇后の事跡を知った中国人が誤って
伝承したものではないかといわれています。
ところが神功皇后のことも今の日本人は知りません。

三韓征伐をして、日本に侵略の野望をもっていた三韓つまり
馬韓、弁韓、辰韓を征伐した大船団を派遣し、みずから船団を率いて
朝鮮半島まで攻め込んだ神功皇后の事跡を隠したい歴史学者が多いのです。

早くまともな歴史を教える教師が増えて、まともな歴史本が子どもむけに出るように
なってほしいものです。日本は世界最古の国であるとギネスブックでも認定されているのです。
そして、皇位継承の二千年以上守られてきた不文律についても、日本国民すべてが
理解しておく必要があります。

それは、皇位継承は、父の父の父、と父方の系図をたどると初代の神武天皇につながります。
これが男系継承と呼ばれる仕組みで不文律として二千年以上守られてきました。
この仕組みを守るため古代の女性天皇は皇位につくと生涯独身を守ったのです。

今の時代に女性皇族に独身を強要できないゆえ、明治憲法で、男系継承を守るために
男系男子による継承を皇室典範として定め、これが今の皇室典範につながります。
このため、現皇太子殿下の次は秋篠宮殿下。秋篠宮殿下の次は、悠仁親王殿下。
というのが皇位継承順位なのであり、愛子内親王殿下には皇位継承権がありません。
それは女性を差別しているわけではなく、皇位継承を正当性を守るためなのです。

皇位継承の問題に今の時代の男女同権を持ち出して批判している人々は無知なのです。
二千年以上守られた伝統を守ることは祖先の願いにこたえることでもあるのです。
女性が今の時代に天皇になれば、その結婚により生まれるお子様は、父方を系図の上で
たどっていっても神武天皇にはつながらなくなります。二階さんと結婚すれば、二階家の
父方の系図につながりますので、二階家に皇室が乗っ取られた形となるのです。
この時点で男系継承が消滅し皇室は正当性を失い、滅亡するのです。

しかし、現在、皇族の中には若い男子が悠仁親王殿下しかいません。
悠仁親王殿下が皇位についた時、皇族に男子皇族が存在しなくなる危険があります。
これは絶対に避けるべきことです。男系継承を守るためには、敗戦時にGHQにより、
皇室から追放された旧宮家の人々から数人の男子を養子の形で宮家に入れて皇室に戻し、
男系継承できる男子を増やす必要があります。これも特例法案の制定により可能なのですが、
今回の特例法案には、それは含まれていません。とても残念なことです。


神武天皇はたしかに存在した ―神話と伝承を訪ねて

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